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体験・イベント公開:

Spotify、Bad Bunny初のブラジル公演に合わせ、サンパウロでアルバムを体験空間化

初のブラジル公演を機に、Spotifyがアルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』の世界をサンパウロの実空間で表現した。

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植物とプエルトリコ旗の装飾を背景に『De Puerto Rico Pa’l Mundo』の文字とSpotifyロゴを掲げたサンパウロの体験会場
画像提供:Spotify、公式発表より(報道引用)

Spotifyは2026年2月24日、Bad Bunnyのファン体験「De Puerto Rico Pa’l Mundo」の実施を発表した。タイトルは「プエルトリコから世界へ」を意味する。会場はブラジル・サンパウロで、直前の週末には同アーティストが同市で2夜公演を行っている。プエルトリコ出身のBad Bunnyにとって、初めてのブラジル公演だったという。体験会場には、ファンのほかクリエイターや報道関係者も訪れた。

公演の熱量を、アルバムの中を歩く体験へ

体験の題材は、Bad Bunnyが2025年に発表したアルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』である。会場は、同作の音の旅にある要素を反映した複数の空間で構成された。参加者は各部屋を巡り、アルバムのテーマを実際のセットとして体験したという。公式写真には、白い板壁の寝室が写る。室内にはベッドや扇風機、ギターが置かれている。別の写真では、プエルトリコ旗と植物に囲まれたタイトルサインを確認できる。生活空間を思わせる家具と植栽、照明を組み合わせた会場だった。

会場名の「De Puerto Rico Pa’l Mundo」は、プエルトリコを起点にした作品をブラジルの観客へ届ける意図を示す。同じコンセプトは、サンパウロ以前にメキシコとコロンビアでも実施されていた。3市場を同じ仕様で巡回したか、各地の会期・会場・来場者数をどう設定したかは、今回の公式発表では明らかにされていない。一方で、アルバムを核にした空間表現を国境を越えて展開したこと自体は確認できる。

ブラジルを選んだデータ上の根拠

Spotifyは、ブラジルをBad Bunnyの「世界で3番目にストリーミング規模が大きい非スペイン語圏市場」と説明する。開催地は単に公演ルート上の都市というだけでなく、配信上で大きな聴取基盤を持つ市場でもあった。Spotifyの2025年の年間まとめでは、Bad Bunnyは同年のグローバル・トップ・アーティストとなり、年間198億回のストリーミングを記録した。『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』も同年のグローバル・トップ・アルバムに選ばれている。

発表文は、ブラジルで大きな聴取基盤があることと、初公演の時期を合わせて紹介している。ただし、配信データが会場選定の直接の理由だったかは書かれていない。同社は、実際の場所での体験を通じてオンラインとオフラインの双方でファンとの関係を深めるとしている。来場後の再生数やフォロー数は未公表だ。プレイリストへの追加数、会場の参加者数、制作費も明らかにされていない。入場料が必要だったかも確認できない。

2夜公演と同じ時期に開催

Bad Bunny本人のステージは2夜公演で、体験会場ではアルバムの世界をセットで表現した。Spotifyの発表は、本人が体験会場へ出演したとは記載していない。公演のチケット購入者だけが参加できたのか、一般のファンも入場できたのかも不明だ。

公式発表には期間、予約方法、会場所在地、協力企業、物販の有無が記載されていない。採算と他都市への展開予定も未公表だ。Spotifyはサンパウロでの初公演に合わせ、アルバムの世界を再現した体験を開いた。

会場と参加方法の詳細は未公表

サンパウロでの体験について、会場名と所在地は公表されていない。開催期間、営業時間、予約方法も発表文には記載がない。無料だったか、物販を行ったか、協力企業があったかも不明だ。

同じコンセプトはメキシコとコロンビアでも実施されていたが、各都市の内容を比較できる資料は示されていない。サンパウロ版で現地向けに変更した部分や、今後の開催地も未発表である。確認できるのは、初のブラジル公演と同時期に、アルバムの世界を実空間で表現したことまでだ。