「Egyptian Pharaohs」が米国初開催、PBSスタジオを古代エジプトの没入空間に
South Florida PBSが古代エジプト没入展を米国初開催。投影展示と学校教育向け教材、デジタル体験を組み合わせます。
South Florida PBSは2025年9月11日、没入型展覧会「Egyptian Pharaohs: From Cheops to Ramses II」を同局のスタジオで10月3日に開幕すると発表した。会場は米フロリダ州ボイントンビーチ。主催者は、同展を米国初開催と位置付けている。
投影展示に教育プログラムとデジタル体験を組み合わせる
展覧会は、古代エジプトの神々、ナイル川流域の暮らし、ピラミッド建設などを没入型の投影でたどる。エジプト学の専門家が開発に協力し、Culturespaces Studioが制作した。芸術監督はVirginie Martin、デザインとアニメーションはCutback、音楽監修とミキシングはStart-Recが担当する。Ubisoftが制作した「Assassin's Creed」の3D再構成も使用する。
会場体験だけでなく、フロリダ州の科学、芸術、数学、社会科、言語科目の基準に沿った3〜12年生向けカリキュラムを用意する。古代エジプトを扱うウェブサイト、南フロリダとのつながりを紹介するデジタルシリーズ、ハトシェプストとの対話を模したチャット体験も展開する。発表時点でチケットは販売中としているが、開催終了日、料金、上映時間、1回当たりの定員はリリースに記載されていない。
編集部の見方:放送局のスタジオを学習拠点へ広げる構成
South Florida PBSは、同じボイントンビーチの会場で「Da Vinci – An Immersive Experience」を実施した実績を踏まえて本展を導入する。放送局が保有するスタジオを映像展示の会場として使い、学校向けカリキュラムとオンラインコンテンツまで一つの題材でつなぐ点は、単独の展示興行とは異なる設計だ。
施設運営の観点では、一般来場と学校団体で必要な時間配分や案内人員が異なる。デジタル教材を来場前後にどう使うか、チャット体験が学習成果や再訪につながるかも評価点になる。今後は、料金と会期に加え、団体受け入れの規模、カリキュラムの利用方法、スタジオを継続的な没入展示会場として運営する計画を確認したい。