ハウステンボスに「光のファンタジアシティ」、七つのデジタル体験を集める
花や海、宇宙を題材に、映像、音、香り、身体動作を使う七つのデジタルアトラクションが開業しました。
ハウステンボスは2021年2月9日、新エリア「光のファンタジアシティ」を同年3月20日に開業すると発表した。「花」と「光」をテーマに、七つのデジタルアトラクションを集めたエリアだ。NAKEDとスクウェア・エニックスが一部施設の制作に参加し、映像に音や香り、身体を動かす遊びを組み合わせた。
花や海、森と宇宙など、題材ごとに独立した施設を設け、来場者が順に回れるようにした。屋内で光や音を使う体験が中心となる。
花、海、宇宙を別々の体験に
「フラワーファンタジア」は、光の花を作る秘密の研究所という設定だ。来場者は複数の実験をたどり、最後に自分だけの花と出会う。クライマックスの花畑は訪れた人に応じて変化し、映像と音に香りも加える。NAKEDの「FLOWERS BY NAKED」を元にした施設だった。
「海のファンタジア」では、光で描かれた深海を巡り、海の生物を観察する。自分で色鮮やかなクラゲを生み出せる区画があり、長崎県・五島の海中を表現する場面も用意された。地域の海を扱う要素まで含めた点は、発表資料で明記されている。
「森のファンタジアカフェ」では、注文した飲み物を持ってデジタルの森へ入る。桜色の果実がなる木や、グラスを置くと花が咲くテーブルを設置。カフェの利用には入場とは別に料金が必要だった。
ロケット、光を避けるゲーム、組鐘の演奏
「宇宙のファンタジア」は近未来の宇宙センターを模した。来場者がロケットに乗り、光と大音量の中で宇宙を旅する物語が進む。花や海の施設と同じく、NAKEDが制作に参加した。
スクウェア・エニックスが手掛けた「アスレチックファンタジア」には、デジタルアスレチック「YOKERO」を導入。縦横から迫る光を身体で避けるゲームで、4メートルの高さに張られたネットからプレイ空間を見下ろせる。鑑賞中心の施設に、運動を伴う体験を加えていた。
音を題材にした施設では、ハウステンボスが所有するカロヨン(組鐘)と光を同期させたショーを上演。光に触れると音楽が鳴る部屋も設け、来場者自身が演奏できるようにした。別の施設では、ダンスオルガンの演奏、壁面のプロジェクションマッピング、音楽を使って恋愛物語を見せた。
VRワールドは別施設として同日開業
同じ3月20日には、既存の「VRの館」を「VRワールド」として改装した。ここは光のファンタジアシティの七施設とは別の企画で、二つのVRライドを導入した。
「激流ラフティング~恐竜島の大冒険~」は、恐竜が生息する古代のジャングルをボートで下る設定。常設施設として西日本初と案内された。「ウルトラ逆バンジー~体感5Gの宇宙旅行~」は、地上から宇宙へ上昇した後、高速で降下する動きをVRで体験する。
さらに、2月20日に先行開業した街歩き型の「探偵テンボスと謎じかけの王国」も3月20日に本開業した。難易度の異なるコースを選び、ヨーロッパ風の街並みを歩きながら謎を解く。屋外では2月27日からフラワーフェスティバルも開催し、チューリップや夜のライトアップを展開した。
七つの施設では、光の映像に異なる行動と感覚を組み合わせた。花畑では香りを感じ、海中空間ではクラゲを作る。森のテーブルは飲み物に反応し、アスレチックでは迫る光を避ける。カロヨンのある部屋では来場者自身が演奏に参加できた。
発表資料には各施設の所要時間や定員、エリア全体を回るのに必要な時間は掲載されていない。