イマーシブ・フォート東京、2024年3月開業へ主要アトラクションを発表
旧商業施設を使い、来場者が物語へ参加するイマーシブ体験を集めたテーマパーク計画が明らかになりました。
刀は2023年12月18日、お台場の「イマーシブ・フォート東京」を2024年3月1日に開業すると発表した。旧ヴィーナスフォートの2階と3階を活用した屋内型施設で、総面積は約3万平方メートル。12種類のアトラクションと、飲食4店・物販2店を設ける計画だった。
3000平方メートルのロンドンを歩く
中心企画の「ザ・シャーロック」は、2フロア、約3000平方メートルを使うウォークスルー型イマーシブシアターである。副題は「ベイカー街の連続殺人事件」。参加者は顔をバンダナで覆い、物語の登場人物からは認識されない「アノニマス」として19世紀ロンドンを歩く。
ホームズやワトソン、レストレード警部らを含む48人の登場人物が、街の各所で同時に行動する。ホームズについて行くことも、別の容疑者を追うこともでき、選んだ道によって目撃する場面が変わる。体験時間は約1時間、1回の最大人数は180人と発表された。
30人限定の「江戸花魁奇譚」
「江戸花魁奇譚」は18歳未満が参加できないプレミアム作品で、1回最大30人、体験時間は約1時間。江戸の遊郭を舞台に20人の登場人物が演じ、来場者との個別のやり取りを含めて100通り以上の展開を用意するとしていた。参加者の行動が結末を変える場合もある。
同じ約1時間の作品でも、180人が自由に街を巡る「ザ・シャーロック」と、少人数で個別場面に入り込む「江戸花魁奇譚」では体験密度が異なる。施設内に複数の参加形式を置き、好みや年齢条件に応じて選べるようにした。
人気IPを脱出・迷路・ラリーへ
『東京リベンジャーズ』は最大120人、約1時間の脱出型体験になった。武道やマイキーらと会話し、館内を探索しながら謎とアクションに挑む。ゲーム『Identity V 第五人格』は、ハンターから逃げて仲間と脱出を目指す常設のアクション迷路として導入された。
『【推しの子】』では、B小町の海外ライブを成功させるために施設内を巡るラリーを実施。さらに15歳以上を対象とする「ジャック・ザ・リッパー」、映像を使う「ヘンゼルとグレーテル」、生演奏と食事を組み合わせる「ザ・キャバレー」なども発表された。
入場券は6800円から
1dayイマーシブ・パス・カジュアルは大人6800円、子ども3000円。対象となる迷路、ラリー、ショーレストラン、ストリート演目などを利用できた。「ザ・シャーロック」または『東京リベンジャーズ』を加えたスタンダードは大人9800円、子ども6000円。「江戸花魁奇譚」を含む18歳以上向けプレミアムは1万4800円だった。
チケットは2024年1月中旬から公式サイトだけで先行販売する予定とされた。開業日から4月中旬までの入場分をまず販売し、その後は入場日の3か月前から購入可能。発表時点で年間パスポートは設定されていなかった。
イマーシブ・フォート東京は、一つの演目を期間限定で上演する劇場ではなく、条件の異なる作品を同じ建物で常設する計画として発表された。作品ごとに参加人数と年齢制限があり、所要時間や物語への関わり方も変わる。来場者が俳優を追う大型演劇から、IP作品の迷路やラリー、食事中に始まるショーまで、一日の中で複数の物語へ参加できる施設を目指した。