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施設2023年5月11日

ニューヨークの体験型アート施設「INTER_」、正式開業に合わせ展示を拡充

INTER_が、LiDAR連動のドームや反応する床、鏡、AI撮影を備えた2階建ての常設施設を開業した。

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INTER_の光と鏡を使った展示空間に立つ来場者
画像:INTER_公式発表より(報道引用)

ニューヨーク・ソーホーの体験型アート施設「INTER_」は2023年5月11日、前年11月からの試験営業を終え、5月19日に正式開業すると発表した。2階建ての館内を歩きながら、身体の動きに反応する映像、床、鏡、照明を体験する。

LiDARで来場者の動きを映像へ返すドーム

入口では案内映像を見た後、「Immersion Dome」へ進む。ドーム内では3D LiDARが来場者の位置や動きを捉え、投影映像を変化させる。植物を思わせるトンネルを抜けた先には、踏むと反応するデジタル床、鏡を使った無限空間、照明と映像が変化する展示が続く。

正式開業に合わせ、デジタルプロジェクションの演目やAIを使う写真撮影設備も追加した。来場者は決められた順路を進むが、それぞれの展示では立つ場所や動き方によって見え方が変わる。

センサーを目立たせず、動作を入口にする

INTER_は、操作盤の説明を読んでボタンを押す展示よりも、歩く、手を動かす、鏡をのぞくといった直感的な行為を多く使う。LiDARや生成処理は体験を支える技術だが、来場者が機器そのものを操作するわけではない。

施設は全年齢を対象とし、入場券は日時指定で販売した。公式発表では標準的な滞在時間、同時入場人数、各展示の制作会社までは示していない。

ベータ営業を経て常設体験を更新

半年間の試験営業を経て正式開業した点も、常設型LBEの運営を考えるうえで参考になる。インタラクティブ展示は、来場者の滞留やセンサーの反応を実地で確かめなければ調整しにくい。INTER_は営業を続けながら展示を更新し、正式開業時に体験のまとまりを示した。

作品を一度完成させて固定するのではなく、反応を見ながら追加する運営は、デジタル展示ならではの方法だ。ただし、AI撮影など個別機能の更新だけでなく、館内全体の物語や順路とどう結び付くかが再訪の理由を左右する。