← INDEX

体験・イベント公開:

板橋区、植物園の音響体験と高島平のAR謎解きを同じ物語で結ぶ

板橋区とシナスタジアが、熱帯環境植物館の没入型サウンド体験と高島平駅周辺のAR謎解きを連動して開催しました。

REVIEWED
板橋区のサウンドアトラクションとAR謎解きの公式ビジュアル
画像:シナスタジア公式発表より(報道引用)

東京都板橋区とシナスタジアは2023年10月5日、区立の植物館と高島平駅周辺を舞台に二つのXRイベントを実施すると発表した。開催期間は同年10月27日から2024年2月18日まで。主催は板橋区で、企画と開発をシナスタジアが担当した。

植物園では専用機器で音声を聞きながら館内を巡り、高島平駅周辺ではスマートフォンを使ってAR謎解きに参加する。二つは連動した物語だが、どちらか一方だけでも体験できるように作られた。メインキャラクター「高島けやき」のデザインには、イラストレーターの火照ちげ氏を起用した。

植物園の場所に合わせて音が聞こえる

「ねったいかん没入型サウンドアトラクション〜少女と魔法のジャングル〜」では、参加者が専用キットを着けて板橋区立熱帯環境植物館を巡る。館内の複数地点に合わせて音声が流れ、実際の植物と展示空間を見ながら物語を聞く。発表資料は使用する機器の名称と台数、同時に貸し出せる人数を明らかにしていない。

体験料金は無料だが、植物館の入館料が必要だった。発表時の料金は大人260円、小中学生と65歳以上が130円、未就学児は無料。土曜と日曜は小中学生の入館料も無料と案内された。開館時間は午前10時から午後6時までで、最終入館は午後5時30分。月曜と年末年始は休館日だった。

もう一つは「ふたつの世界が交差するAR謎解きゲーム〜少女と絵本とキオクの町〜」。都営三田線・高島平駅の周辺を歩き、スマートフォンに表示されるイラストとAR映像を手掛かりに謎を解く。参加には専用アプリのインストールが必要だった。

AR謎解きの参加料金は無料で、通信料は参加者が負担する。公式案内は安全面から日中の参加を勧めていた。所要時間、推奨年齢、対応するスマートフォンのOSとバージョンは、発表資料には記載されていない。

板橋区のスマートシティ施策として実施

板橋区は、このイベントをICT技術を使ったスマートシティ施策の一つに位置づけた。準備には高島平駅北口の商店と、大東文化大学板橋キャンパスの学生を含む地域関係者が協力した。区長の坂本健氏は、デジタル技術を体験しながら高島平を歩き、地域の魅力を再発見してもらう狙いを説明している。

シナスタジアは、高齢者を含む幅広い年代が参加できるよう、操作を簡単にしたと発表した。ただし、参加者を対象にした操作性の検証結果や、開催後の参加人数は公表されていない。植物館と街歩きの両方を体験した人の割合も確認できない。

二つの体験は2024年2月18日まで開催

イベントは2023年10月27日から2024年2月18日までの期間限定で実施された。植物園の音声体験には入館料がかかり、街歩きのAR謎解きは無料だった。二作品を同じ日に回る必要はなく、それぞれ単独でも参加できた。

発表資料には、植物館で専用キットを予約する方法や、貸し出しが終了した場合の対応は記載されていない。AR謎解きについても、アプリの配信終了後に再体験できるかは不明だ。本記事では開催前に公表された内容を記録している。