Meow Wolf Denver、常設展示全体を使う音楽イベントを開催
Convergence Stationの四つの異世界をダンスフロアとステージに変え、館内回遊型の音楽公演を実施した。
Meow Wolfは2023年9月11日、デンバーの常設展「Convergence Station」で音楽イベント「Danceportation」を9月23日に開催すると発表した。開業2周年に合わせ、通常は来場者が歩いて鑑賞する四つの異世界を、複数のDJステージとダンスフロアへ切り替えた。
四つの展示世界を音楽会場として使う
会場になるのは、Ossuary、Numina、C Street、Eemiaの各エリアだ。電子音楽レーベルMonstercatが出演者を選び、Infected Mushroom、Koven、Godlands、ShockOne、Whalesなどが演奏した。来場者は一つの客席に留まらず、展示空間を移動して音楽と演出を選ぶ。
Ossuaryには低音を強調した演出を加え、Numinaでは既存の色彩と照明を音楽に合わせる。C Streetや氷の世界Eemiaにもステージや演目を配置し、館内の物語空間をそのまま背景に使った。360度写真、隠しバー、キャラクターの登場なども組み合わせた。
常設展示へ夜間プログラムを重ねる
Convergence Stationは、昼間に入場券を買って巡る常設のイマーシブアート施設だ。Danceportationでは展示を撤去せず、夜間の音楽イベントとして別の利用目的を加えた。大規模な舞台美術を毎回組み直さなくても、既存の空間がアーティストごとに異なるステージとして機能する。
イベントは21歳以上を対象とした。年齢制限、飲食、音量、照明、来場者の回遊を通常営業とは別に管理する必要がある。公式発表は出演者と各空間の演出を示しているが、総来場者数や各エリアの定員は公表していない。
再訪理由を期間限定イベントで作る
常設展示は一度訪れた人に再び足を運んでもらう理由が課題になる。Meow Wolfは展示そのものの更新に加え、音楽イベントを館内へ重ねることで、同じ場所の過ごし方を変えた。
単に展示室でDJ公演を行うのではなく、四つの世界を回遊する構成を保った点が特徴だ。常設の物語と期間限定の出演者をどこまで自然に結び付けられるかが、施設の個性を損なわず夜間利用を増やす鍵になる。