「モンスターハンター ブリッジ」が淡路島へ、万博発の没入体験を2027年度に再展開
万博で延べ10万人超が体験したカプコンの没入型コンテンツが、淡路島のニジゲンノモリへ移設される計画です。
カプコンは2026年4月9日、「モンスターハンター ブリッジ」の移設を発表した。大阪・関西万博で公開した体験型コンテンツを、兵庫県立淡路島公園の「ニジゲンノモリ」へ移す。再開の目標は2027年度だ。
料金と詳しい営業開始日は公表していない。体験時間や定員、ニジゲンノモリ内の設置場所も未発表である。
万博会場から淡路島へ移す
同コンテンツは、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内「XD HALL」に出展された。会期は2025年4月13日から10月13日までの184日間。専用ARデバイスを着け、360度シアターで体験する内容だった。
映像には立体音響と床の振動を同期させた。来場者はARデバイスを通してアイルーやモンスターを見ながら、全身で演出を受ける。
カプコンは会期中に連日多くの予約が入り、延べ10万人以上が体験したとしている。万博の閉幕で運営を終えたコンテンツを、イベントの終了とともに失わせず、淡路島で再び提供するのが今回の移設計画の目的だ。カプコンは関係各社と準備を進め、夢洲で提供した「モンスターハンター」の世界観を淡路島で再現するとしている。
万博時の設備は、専用設計だった
開発を発表した2024年時点で、カプコンは本コンテンツを大阪・関西万博のために開発した「世界でただ一つのコンテンツ」と説明していた。XD HALLには、床面直径約12m、高さ約5mの円筒形状シアターを設置。側面と天面にはシースルーLED、床面にはプロジェクターを用い、全方向に「モンスターハンター」の世界を投影する計画だった。
体験者用のARデバイスも新規に開発され、対角105度の視野角を特徴とした。多数のスピーカーをシースルーLEDの背面に配し、演出に合わせて床を振動させる設計も示されている。こうした数値と機材構成は万博会場での発表内容であり、淡路島で同一の仕様・規模になるかは公表されていない。移設発表が明らかにしたのは、コンテンツの移設先と再開目標時期までである。
関係者と、今後に残る発表事項
万博出展は、大阪ヘルスケアパビリオンへの協賛として実施された。カプコンで開発を担当した藤岡要氏は、専用デバイスと360度シアターを組み合わせた狙いを同社サイトで説明している。映像はリアルタイムで生成し、音と床の振動も連動させた。
カプコンは、万博で提供した世界観の再現に向けて準備中としている。一方、チケットの販売方法と予約開始時期は未発表だ。年齢や身長などの利用条件も明らかにしていない。
運営日と対応言語、アクセシビリティの案内も今後となる。2027年度という情報は開設目標であり、確定した開業日ではない。
移設先は約134.8ヘクタールの県立公園内
ニジゲンノモリは、兵庫県立淡路島公園の約134.8ヘクタールの敷地を活用するアニメパークだ。明石海峡大橋を渡って約5分の場所にあり、アニメや漫画、ゲームを題材にした体験を展開している。
今回の発表で確定したのは、この施設内へ「モンスターハンター ブリッジ」を移すことと、2027年度の再開を目指すことだ。万博時の円筒形シアターや専用ARデバイスを同じ規模で再設置するかは明記していない。淡路島版の設備仕様は今後の発表事項となる。