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施設2025年12月11日

Netflix House Dallasが開業、10万平方フィート超の第2号常設施設に地域性を組み込む

NetflixがGalleria Dallasに第2号の常設ファン施設を開業。無料入場と有料体験、飲食、物販を組み合わせる。

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Netflix House Dallasの開業パーティーで入口前に立つDallas Cowboys CheerleadersのClaire WolfordとDarian Lassiter
Netflix(Richard Rodriguez/Getty Images for Netflix)、公式発表より(報道引用)

Netflixは2025年12月11日、テキサス州の商業施設Galleria Dallasに常設ファン施設「Netflix House Dallas」を開業した。フィラデルフィアのKing of Prussia店に続く第2号店で、面積は10万平方フィート(約9,290平方メートル)超。映像配信で育てた作品世界を、遊ぶ・食べる・買うという現地体験に接続する、通年営業の拠点である。

Netflix Houseは、館内の一部をチケットなしで自由に見て回れる。いっぽう、没入型の大型体験やゲームの一部は有料チケット制で、レストラン「Netflix BITES」、ショップ、写真撮影スポットも併設する。Netflixの公式案内によれば、ネットワーク全体では大型インタラクティブ体験のほか、VR、アーケードゲーム、ミニゴルフも提供対象に含め、作品や体験は年間を通じて更新する方針だ。無料の回遊空間を入口にしつつ、体験、飲食、物販へ利用者ごとに異なる導線を設けている。

ダラスでは二つの作品体験を前面に

ダラス店で前面に出すのは『Stranger Things』と『イカゲーム』だ。『Stranger Things: Escape the Dark』では、来場者がホーキンスの象徴的な場所を巡り、ヴェクナに立ち向かう設定を採る。『Squid Game: Survive the Trials』は、フロントマンのアリーナを舞台に5つのゲームに挑む内容として案内されている。いずれも来場者が作品世界の中で行動する体験であり、同じ建物の中で短時間のゲーム、飲食、買い物と組み合わせられる。

壁画と限定商品でテキサスの入口をつくる

施設固有の要素として、Netflixはダラスのアーティスト、Jeremy Biggersと協業した。Red Envelope入口の外壁とモール側入口に、それぞれ大型壁画を設置。『ブリジャートン家』『Stranger Things』『ウェンズデー』『イカゲーム』『ONE PIECE』『ペーパー・ハウス』などの登場人物を組み合わせた作品で、二つの入口で同氏の作品を見せる。ダラス店限定のNetflix House商品、テキサスの文化にちなんだ大型カウボーイブーツの撮影スポットも用意している。

開発・建設には約270人の地域住民が携わり、開業時には約300人がこの施設で働くとNetflixは公表した。開業記念のイベントには、地元を舞台にした『America’s Sweethearts: Dallas Cowboys Cheerleaders』の出演者のほか、NetflixのChief Marketing OfficerであるMarian Lee、Experiences部門VPのGreg Lombardoも参加した。Netflixはテキサスで複数の作品を撮影してきたことも挙げ、施設の演出、飲食、物販にその地域との接点を反映させている。

フィラデルフィア店は同年11月に開業しており、Netflixは第3号店をラスベガスで2027年に開く予定としている。ダラスの開業によって、Netflix Houseは単発のポップアップではなく、複数地域で継続運営する常設施設の段階へ入った。

編集部の見方:回遊と更新を両立できるか

第2号店で運営上の論点になるのは、無料で入れる共用部から有料体験、飲食、物販へ移る導線の実効性だ。体験の更新頻度を高めれば再訪の理由になる一方、作品ごとの造作、予約枠、スタッフ教育を各店で維持する負荷も増す。ダラスの壁画や限定商品は、共通フォーマットに地域の入口を加える手法として注目される。来場者数だけでなく、体験の稼働率、飲食・物販への転換、更新後の再訪率を追えるかが、常設ネットワークの採算を左右する。