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施設公開:

Niagara Parks、2,500万カナダドルの「Niagara Takes Flight」を開業

ナイアガラの地理と13,000年の歴史を、ドーム映像と飛行感覚で伝える新常設アトラクション。

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映像スクリーンの前で、安全バーを握ってフライングシアターを体験する来場者
画像:Niagara Parks 公式発表より(報道引用)

オンタリオ州の公園運営機関Niagara Parksは2025年8月29日、「Niagara Takes Flight」を一般公開した。ナイアガラの滝の縁に立つTable Rock Centreへ新設した常設フライングシアターで、投資額は2,500万カナダドル。

Niagara Parksによれば、同形式の常設施設はオンタリオ州で初めて。カナダではバンクーバーに続く2例目に当たる。滝の実景を見る場所に、地域の自然と歴史を映像で紹介する有料体験が加わった。

56キロメートルを空からたどる6分間

ライド本編は、オンタリオ湖岸からエリー湖の端まで続くナイアガラ川回廊を、56キロメートルにわたって飛ぶ構成だ。映像は特注ドローンで6か月かけて撮影され、滝へ至近距離まで寄る視点も含む。来場者はゴンドラ型の座席に吊られ、幅17メートルの180度ドームスクリーンを見上げる。モーション制御に風、霧、香りの効果を同期させ、足元まで映像が広がる画面と合わせて飛行の錯覚をつくる。公式案内では、プレショーを含む体験全体は約35分、ライド部分は約6分としている。

映像は四季と昼夜の移り変わりをまたいで進む。滝の上空だけでなく、急流や岩壁、森林を通過し、地域の歴史も扱う。ナイアガラの自然と人の営みを一続きに見せる構成だ。

クリエイティブディレクターはRick Rothschild。「Soarin’ Over California」の主要クリエイターの一人として知られる。建設とアトラクション開発は、フライングシアターを手掛けるBrogent Technologiesが担当した。

乗車前に置かれた13,000年の導入部

乗車前には四つの映像室があり、最終氷期にさかのぼる1万3,000年の地域史を紹介する。「Ancestors Room」では、タートル・クランとモホーク・ネーションに属するアーティスト、Sara Generalの作品をアニメーション化した。題材はタートル・アイランドの創世物語だ。

「Waterfall Room」のナレーションは、ナイアガラ・フォールズで育った映画監督James Cameronが担当する。先住民と欧州系住民の接触以降に焦点を当て、滝の開発と文化の節目を紹介する。こうした導入を見た後に、6分間の飛行映像へ進む。

開業時の入場料は大人29カナダドル、子ども19カナダドル。Adventure Passのほか、Niagara Falls Passと同Pass Plusにも収録された。オンライン購入では15分単位の入場時間を選ぶ。

乗車条件は身長100センチメートル以上、体重300ポンド未満。プレショーは車いすで利用できる。座席へ移乗できない来場者には、プレショー後に平面版の映像を見る部屋を用意している。

2,500万カナダドルは運営収入から拠出

Niagara ParksのBob Gale会長は、2,500万カナダドルの事業費を運営収入で全額賄ったと説明している。税金による資金ではない。Table Rock Centreの上層階を使い、毎日9時から22時まで営業する施設として開業した。

単独券に加えて既存の観光パスにも組み込み、時間指定で入場を受け付ける。Niagara Parksは開業時点の来場者数や券種別販売数を公表していないため、投資後の利用実績は発表資料からは確認できない。