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施設公開:

メキシコ32州の魅力を発信する「Odisea México」、メキシコシティに開業

メキシコ観光省が開業式を公表したOdisea México。4,000㎡・25室の体験構成と、観光送客に向けた役割を追いました。

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死者の日を思わせる色鮮やかな装飾の没入型ルームで記念撮影をする来場者
画像:Odisea México / FlyOver México 公式発表より(報道引用)

メキシコ観光省(Sectur)は2025年8月26日、メキシコシティのプラサ・カルソで「Odisea México」の開業式が行われたと発表した。施設は、同国を構成する32州の文化や自然、伝統を紹介する観光拠点として計画された。各室では映像と音を使い、地域を象徴する造形も展示する。国内外の旅行者へ、メキシコ各地の訪問先を紹介する狙いだ。

開業式には連邦観光相のホセフィナ・ロドリゲス・サモラ氏が出席した。施設側からはプロジェクトを率いるアレハンドロ・ナスタ氏と、プラサ・カルソを運営するインムエブレス・カルソのアルフォンソ・サレム・スリム氏が参加している。

25室、4,000㎡で構成する都市型の周遊体験

施設公式サイトの現行案内では、Odisea Méxicoが提示してきた体験は「FlyOver México」として案内されている。所在地はプラサ・カルソ1階(Lago Zurich 245、メキシコシティ)で、体験空間は4,000㎡。来場者は25室の没入型ルーム、ダークライド、フライングシアターという三つの要素を一枚のチケットで巡る構成となっている。案内上の所要時間は約60〜90分で、スクリーンは180度としている。

25室のルームでは、地域の景観や歴史、伝統、食文化を題材にした空間を歩いて回る。続くダークライドは、セットと特殊効果に音や座席の動きを組み合わせる。最後のフライングシアターでは座席が持ち上がり、風を受けながらメキシコの自然や都市を上空から眺める。現在の公式サイトは「FlyOver México」の名称を使い、「メキシコを飛ぶ」体験を前面に出している。

32州という紹介対象と、25室という部屋数は一致しない。観光省の発表と現行サイトのどちらにも、各州をどの部屋で扱うかを示す一覧はない。複数の州を一つの場面で紹介するのか、州ではなく風景や文化のテーマで分けるのかも説明されていない。

施設では複数州の文化と自然を一度に紹介する。各州の観光情報や交通、現地事業者への案内をどこまで提供するかは、公表資料に記載されていない。展示後の旅行意向や送客実績も未公表だ。

現在の公式サイトは「FlyOver México」として案内

観光省が開業式を発表した際の名称は「Odisea México」だった。現在の公式サイトでは「FlyOver México」と表示され、25室、ダークライド、フライングシアターを一つの体験として販売している。名称を変更した時期と理由、運営会社の変更有無は、確認した公表資料には記載されていない。

開業時に掲げた32州の紹介が現在も同じ内容で続いているかも不明だ。公式サイトは体験内容と所在地を案内しているが、各室のテーマ一覧は掲載していない。展示内容の更新履歴や、施設をきっかけに各州を訪れた人の数も公表されていない。

施設はプラサ・カルソ1階にあり、所要時間は約60〜90分。営業時間、料金、利用条件は「FlyOver México」の公式サイトに掲載される。