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施設公開:

OLIVE TREE PEOPLE、オリーブの生体信号を音にする体験をLA旗艦店へ導入

OLIVE TREE PEOPLEがロサンゼルス初の米国旗艦店を開き、スペインのオリーブから得た生体信号を音響へ変換する「Olive re:connect」を導入した。

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ヴェネチアに設置されたOlive Tree Peopleの木造空間
画像:Olive Tree People公式発表より(報道利用)

化粧品ブランドのOLIVE TREE PEOPLEは2026年9月1日、米国初の旗艦店をロサンゼルスのベニス地区に開いたと発表した。店内には、スペインのオリーブから取得した生体信号を変化する音響へ変換する没入体験「Olive re:connect」を導入した。

店舗はAbbot Kinney Boulevard 1335に開設した。商品の販売に加え、マスタークラス、個別相談、ワークショップ、イベントを実施する場として運営する。

スペインの木から届くデータで音響が変化

Olive re:connectは、店舗中央の専用空間「Frequency Room」で体験できる。OLIVE TREE PEOPLEの説明によると、スペインの山間部に生育するオリーブへ接続した技術が、変化する生体フィードバックをリアルタイムで音響へ変換する。

音源をあらかじめ録音して再生する展示とは異なり、遠隔地にある木の状態を入力として音が変わるという説明だ。来場者はロサンゼルスの室内にいながら、ブランドの起点であるアンダルシアの畑を音で意識する。Frequency Roomは、商品の売り場から独立した感覚体験の場所として店舗中央に置かれた。

発表では、取得する生体信号の種類、センサー、通信方式、音響生成の仕組みは示されていない。このため、生体活動と音の対応関係や遅延、体験の所要時間は確認できない。記事では同社の発表内容として扱い、科学的な効能や測定精度を示すものとは解釈していない。

土と木の内装でブランドの背景を空間化

旗艦店では、スペインとロサンゼルスから運んだ計約4万5,000ポンド(約20トン)の土を版築に使い、壁やカウンターを構成した。オリーブの木を思わせる木造の造作が、店内の通路と商品展示を囲む。設計はニューヨークのTacklebox Architectureを率いるJeremy Barbourが担当した。

版築は土を突き固めて壁などをつくる建築手法で、二つの地域の土を同じ店舗内に組み込んだ。木の形を想起させる造作は通路を分け、来場者を化粧品展示、相談、ワークショップ、Frequency Roomへ導く。映像スクリーンを追加するだけの演出ではなく、床や壁、什器の素材からブランドの由来を伝える設計になっている。

同社は、オリーブ葉由来の原料を使う商品群と、アンダルシア地方で管理するオリーブ畑の物語を、内装と音の体験へ展開している。Frequency Roomは商品説明だけに頼らず、離れた生産地との関係を店舗内の感覚体験として提示する設備となる。

入口では水を使わないメイク製品を紹介し、店内ではスキンケアの体験や個別相談も行う。音響体験は、販売、接客、イベントを含む旗艦店の一部だ。来場者が木の音を聞いた後に商品や原料へ触れる流れまで含め、ブランドの考え方を空間へ置き換えている。

一方、Olive re:connectの定員、利用料金、営業時間、店舗運営に与える効果は発表されていない。体験が常時稼働するか、イベント時に限られるかも公表資料からは分からない。現地で体験する場合は、旗艦店が案内する当日のプログラムを確かめる必要がある。