Planet Hollywood、ニューヨークに没入型レストランを再開
Planet Hollywoodがタイムズスクエアに再出店。692枚超の映像タイルと8K映像面を、食事とイベントの空間に組み込んだ。
Planet Hollywoodは2025年2月3日、「Planet Hollywood New York」を開業した。場所はニューヨーク・タイムズスクエアの136 West 42nd Streetで、同ブランドの再出店となる。改装への投資額は約2,000万ドルと発表された。
新店舗は、客席を映像と音で囲む旗艦店として設計された。通常の食事に加え、団体イベントにも対応する。創業者兼CEOのRobert Earlは、五感に働きかける体験を目指したと説明している。
692枚超の映像タイルが客席の周囲を覆う
改装の中核は、壁面と天井を連続した表示面として使う設計だ。開業発表によれば、店舗の全周には692枚を超えるビデオタイルを配し、各階に8K解像度の映像面を広げた。映像は往年のハリウッド、未来都市、植物のある風景などのテーマを切り替える。同期した投影、サウンドスケープ、インタラクティブ要素も組み合わせ、食事中の空間演出を変化させるという。
3階では、四方の壁とダイニングの天井に動画スクリーンを組み込んだ。客席が表示面に囲まれる構成で、公式サイトは360度の「デジタル・キャノピー」と表現している。
映像コンテンツの更新周期と上映時間は公表していない。来場者が操作できる範囲や、音量の基準も開業時の資料には記載がない。
食事のメニューと、団体・イベント利用を同じ施設で受ける
料理はアメリカ料理が中心で、前菜からバーガー、パスタ、肉料理までを提供する。開業発表では、新店舗のメニューとして次の品を紹介した。
- Kobe Cheesesteak Empanadas
- All-American Double Smash Cheeseburger
- Lobster Pot Pie
過去の店舗で提供してきたWorld-Famous Chicken CrunchとPlanet Nachos Grandeも残した。L.A. LasagnaやSt. Louis BBQ Ribsなど、初期メニューに由来する料理も扱う。
映像を更新できる旗艦店
Planet Hollywoodの公式サイトは、ニューヨーク店を世界の旗艦店であり、今後の事業の原型だと説明する。壁面と天井の映像を変更し、同じ客席で異なる視覚環境をつくれる。昼食や夕食の通常営業に加え、イベント向けの映像も表示できる。
料理には初期の人気メニューを残した。映画関連のブランド要素を引き継ぎつつ、空間演出には更新可能なデジタル映像を採用している。
2,000万ドルの投資額と、全館貸切時の上限500人は公表されている。映像設備の稼働率とイベント利用の比率は非公表だ。コンテンツを制作・保守する体制や再来店率も明らかにしていない。
通常営業250席、全館貸切は最大500人
通常のダイニングは250席で、全館貸切では最大500人を受け入れる。地上階を通常の飲食、上層階をバー付きのグループ・イベント空間として案内している。複数階の映像・音響設備を、通常営業と貸切の双方で利用する構成だ。
開業時の営業時間は毎日11時から。日曜から木曜は0時、金曜と土曜は1時までと案内された。現在の営業時間や予約条件は変更される可能性があるため、利用時には店舗の公式案内を確認する必要がある。