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施設公開:

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、「SUPER NINTENDO WORLD」を開業

米国初のSUPER NINTENDO WORLDが開業し、ARを使うマリオカートや園内ゲームを導入した。

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SUPER NINTENDO WORLDの開業式に登壇したマリオ、ルイージ、ピーチ姫と関係者
画像:Universal Studios Hollywood公式発表より(報道引用)

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドは2023年2月17日、「SUPER NINTENDO WORLD」を開業した。日本国外では初めて、任天堂のゲーム世界を常設エリアとして再現した施設だ。来場者は巨大な土管をくぐり、マリオ、ルイージ、ピーチ姫が暮らすキノコ王国へ入る。

AR映像とライドの動きを重ねる「マリオカート」

中心となるアトラクションは「Mario Kart: Bowser's Challenge」。来場者はマリオの帽子を模したARゴーグルを装着し、4人乗りのライドへ乗る。実物セット、プロジェクションマッピング、AR映像を組み合わせ、ハンドル操作とボタン入力でコインを集めながらチームクッパと競う。

同じコースでも、来場者がどこを向いて何を狙うかによって得点が変わる。ライドにゲームの操作を加えた点が特徴だ。公式発表では、ARゴーグルとライドの同期方法や1時間当たりの処理人数までは公表していない。

待機列はクッパ城の内部として構成され、トロフィーやゲームに登場する意匠を見ながら乗車場所へ進む。ゴーグルで追加されるキャラクターだけに頼らず、現実のセットと車両、投影映像を重ねているため、機器を装着する前から物語が始まる。

Power-Up Bandでエリア全体をゲーム盤に

別売りの「Power-Up Band」を使うと、エリア内のブロックや仕掛けに触れてデジタルコインや鍵を集められる。ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの公式アプリと連携し、得点やスタンプを記録する。規定数の鍵を集めた来場者は、クッパJr.と対戦する「Bowser Jr. Shadow Showdown」へ進める。

飲食店のToadstool Cafe、物販店の1-UP Factory、キャラクターとのグリーティングも同じエリア内に配置した。アトラクション一つで完結させず、歩行、探索、飲食、買い物を一つのゲーム世界へまとめている。

バンドで集めたコインやスタンプは公式アプリに記録され、園内での行動が可視化される。鍵を集めて追加ゲームへ進む流れは、撮影スポットを巡るより明確な目的を与える。バンドは入場券とは別に購入するため、持っていない来場者と遊べる内容には違いがある。

ゲームIPを物理空間へ広げた米国拠点

開業式には任天堂の宮本茂代表取締役フェローと、Universal Studios HollywoodのScott Strobl副社長兼ゼネラルマネージャーが出席した。日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに続く展開であり、ゲーム機で遊ぶIPを、常設の場所と身体動作を伴う体験へ広げた事例となった。

ARライドとPower-Up Bandは別々の設備だが、どちらも来場者の操作結果を画面上の反応へ返す。園内の景観だけで作品世界を再現するのではなく、ゲームと同じ「自分で動かす感覚」を現地体験へ持ち込んでいる。

開業時の発表内容は2023年2月時点のもので、整理券や予約、飲食店の利用方法は混雑状況に応じて変わり得る。訪問時にはUniversal Studios Hollywoodの当日案内を確認する必要がある。