タイトー「CUBE」に新作、振動ベストでゾンビ施設から脱出
池袋X-STATIONの投影型XRアトラクション「CUBE」に、3人協力のシューティング「サバイバルフロムZ」が加わりました。
タイトーは2023年4月20日、池袋のX-STATIONで運営するXRアトラクション「CUBE」に、「サバイバルフロムZ」を追加すると発表した。稼働開始は4月25日。プレイヤーは最大3人で部隊を組み、感染者が徘徊する施設へ潜入する。二丁拳銃を使いながら、仲間と脱出を目指すシューティングゲームだ。 プレイ時間は約12分。当時のX-STATIONは60分1,800円の入場制で、サバイバルフロムZも時間内に遊べるコンテンツに含まれていた。
廃病院で博士を救出する
物語の舞台は、正体不明のウイルスによって人々が「感染者」となった世界。ウイルスの真相を知る遺伝子工学の博士から、救助を求める連絡が入る。プレイヤーはデルタチームの一員として、感染隔離地域にある廃病院へ向かう。
博士を救助したあとも任務は終わらない。施設の奥にある列車を目指し、四方から迫る感染者を撃ちながら脱出する。1人から参加できるが、最大3人で遊ぶ場合は、互いの死角を補うことが攻略の要点として案内された。
壁と床を使う4メートル四方の「CUBE」
「CUBE」は4メートル四方の空間で、壁面と床面に映像を投影する。プレイヤーはヘッドセットを着けず、映像に囲まれた室内で身体の向きを変えながら操作する。敵が前方だけから現れる画面型のシューティングと違い、周囲を見回して二丁拳銃を構える設計だ。
仲間の姿を直接見られることも、投影型ならではの特徴になる。誰がどちらを向いているか、どの方向を警戒しているかを声と動きで確認できる。ゴーグル越しのアバターではなく、同じ室内にいる人同士で役割を分ける。
新作ではハプティックベストも着用した。タイトーの説明では、ゲーム内の演出に合わせてベストが振動する。どの攻撃や場面で、どのような振動が起きるかまでは公表されていないため、確認できるのは映像と音に身体への刺激を加えたことまでだ。
既存設備へ3本目の作品を追加
サバイバルフロムZの導入により、CUBEで遊べる作品は3本になった。既存の「トレジャーエクスプローラー」は遺跡を進む冒険、「SPACECUBE」は仮想宇宙空間でミッションへ挑む内容。そこへゾンビを題材にした協力型シューティングが加わった。
壁と床への投影を共通基盤にしながら、舞台と遊び方を切り替えている。施設側は投影設備を大きく作り直さず、ソフトウェアと周辺機器によって作品を増やせる。来場者にとっても、同じCUBEで異なるジャンルを選べる構成になった。
池袋から複数地域へ展開
発表当初の導入先は、タイトーステーション池袋西口店の地下1階にあるX-STATIONだった。その後、公式作品ページには、北海道の釧路と札幌、東北の仙台も稼働先として掲載された。関東では横浜、西日本では大阪から広島、福岡まで導入店舗が広がっている。池袋向けの新作として始まり、同じ設備を置く各地の店舗へ展開したことが分かる。
料金体系は店舗や時期によって変わり得る。2023年4月の発表は「60分1,800円で遊び放題」だったが、現在のX-STATION公式ページではサバイバルフロムZを1人1,200円と案内している。来場前には各店舗の最新情報を確認する必要がある。
投影型XRを4人の協力プレイに
CUBEは、壁と床に映像を出すことで、ヘッドセットなしでもプレイヤーをゲーム空間へ囲い込む。サバイバルフロムZはその空間を、四方への警戒と仲間同士の声掛けに使った。振動ベストも加え、視覚と聴覚に身体への刺激を重ねている。
運営面では、共通設備で複数作品を扱えることが強みになる。作品を追加すれば、既存客に別の来場理由を提示できる。実際に池袋以外の店舗へ展開した点からも、専用施設だけに閉じないアトラクションとして設計されたことが読み取れる。