Disney Imagineeringと子ども博物館、Tiana初の巡回展示を開幕
Disneyとインディアナポリス子ども博物館が、参加型の巡回展示「Tiana’s Joyful Celebration」を開幕しました。
Walt Disney Imagineering(WDI)が、The Children’s Museum of Indianapolisと展示を共同制作した。「Tiana’s Joyful Celebration」と題し、2026年3月7日に開幕。Disneyのプリンセス、ティアナを主題にした初の博物館展示だ。
最初の会場は米インディアナ州インディアナポリス。同館の公式発表では2027年1月3日までとしていたが、現在の展示案内は1月4日までとしている。入館料に含まれ、推奨年齢は6〜10歳とその家族や友人だ。
展示は『プリンセスと魔法のキス』のティアナが、1928年のニューオーリンズでMardi Grasのパレードを準備する場面から始まる。開始が予定より1時間早まり、ティアナと仲間だけでは間に合わないという設定だ。
来館者は「コミュニティ」の一員となり、フロートの飾り付けを手伝う。音楽を演奏し、料理や衣装もつくる。WDIがテーマパーク向けに展開した「Tiana’s Bayou Adventure」の後日譚を、博物館で自由に遊べる展示へ移している。
4つのフロートで、食・音・装い・ダンスをつくる
体験は、ニューオーリンズの文化を一つの説明パネルに集約せず、行動ごとに分けている。フード・テーマのフロートでは、大きなガンボ鍋や野菜を使ったごっこ遊び、食材を選ぶホットソースづくり、ハーブや野菜を育てる子ども向け庭園を用意する。音楽・テーマのフロートでは、プリンス・ナヴィーンとBayou Community Bandのリハーサルに加わり、パーカッションとRara、Zydecoの音楽ループを鳴らす。来館者はホタルや睡蓮でフロートも装飾できる。
Eudora’s Chic Boutiqueでは、パレードの女王のケープ用ビーズの柄、マスク、衣装をデザインし、デジタルのコミュニティ壁画にも色を加える。最後のロイヤル・テーマのフロートでは、画面の手順に従ってsecond line danceを踊り、光る色を選ぶスノーボールのごっこ遊びをする。複数人の動作がパレードの準備という共通の目標へ結び付くため、映画の知識だけを前提にせず、初めてティアナに触れる来館者も参加できる。
表記は英語とスペイン語の二言語で、Disneyの開幕発表によるとASLと点字にも対応する。同館は大きな音や光の変化があることを、来館前に案内している。においと触覚への刺激、体を動かす場面があることも分かる。家族が展示の環境をあらかじめ把握できる情報だ。
巡回を前提にした仕様と次の会場
本展はインディアナポリスだけの企画ではない。2025年7月の発表では、2027年から5年間にわたり全米を巡回し、少なくとも12都市を訪れる計画が示された。
博物館の巡回展カタログによると、対象年齢は6〜10歳。必要面積は2,500〜5,000平方フィート(約232〜465平方メートル)で、標準会期は3か月だ。貸出料金は9万ドルで、搬入用トラックの費用は別途かかる。
2027年春以降の候補会場には、ロサンゼルスのDiscovery Cubeとオハイオ州コロンバスのCOSIがある。ミシガン州のThe Henry Ford Museum、フロリダ州のGlazer Children’s Museumも挙げられている。
この仕様は、常設のテーマパーク施設とは異なる。展示面積と会期、輸送費が明記されているため、受け入れる博物館は予算や搬入計画を検討できる。教育プログラムの準備にも使える。
展示が扱うのは、ニューオーリンズの食や音楽、Mardi Grasの慣習だ。博物館のメディアキットによると、同館スタッフは2024年にWDIを訪れ、ティアナとアトラクションについて調べた。2025年にはニューオーリンズへ行き、Dooky Chase’s Restaurantや湾岸地域を訪問。Mardi Grasの歴史と文化を学ぶツアーにも参加した。
ティアナの着想源とされる料理人Leah Chaseの娘、Stella Chase ReeseもWDIに協力した。作品の舞台となった文化を調べたうえで、巡回展示を制作している。
来館前に確認できる展示情報
公式ページでは対象年齢や展示面積だけでなく、音や光、においなどの刺激も案内している。館内でできることを事前に知りたい家族と、展示を受け入れたい博物館の双方に向けた情報がそろう。巡回先が変わっても同じ展示を運べるよう、必要な広さや会期、費用まで公開されている。