← INDEX

施設公開:

Universal Beijing Resortが開業、7エリアに37の乗り物とアトラクション

テーマパーク、2ホテル、CityWalkを一体開業。中国向けの演目と世界展開するIPを同じ敷地に組み込んだ。

REVIEWED
開業したUniversal Beijing Resortのテーマパーク
画像:Universal Beijing Resort公式サイトより(報道引用)

Universal Beijing Resortは2021年9月20日、中国・北京で一般営業を始めた。Universal Studios Beijingに加え、2軒のホテルと飲食・物販エリアのCityWalkを同時に開業した大型リゾートである。

7エリアに37の体験を配置

テーマパークはHollywood、Jurassic World Isla Nublar、WaterWorld、Kung Fu Panda Land of Awesomeness、Transformers Metrobase、Minion Land、The Wizarding World of Harry Potterの7エリアで構成される。

公式発表では、乗り物とアトラクションを計37、ショーを24用意した。世界各地で展開する映画IPに加え、Kung Fu Pandaを屋内中心のエリアとして設け、中国の来場者に近い題材を大きく扱った。

Kung Fu Panda Land of Awesomenessは、Universalのテーマパークで同作品だけを扱う初のエリアとして整備された。全体を屋内に収め、Poの暮らすVillage of Peaceを歩けるようにした。北京の季節や天候に左右されにくいことに加え、中国を舞台にした作品を一つの土地として大きく扱う意味もある。

Transformers Metrobaseも、同シリーズをテーマにした世界初の専用エリアとされた。既存作品の場面を再現するだけでなく、北京の拠点という独自設定を与えている。海外パークで実績のあるIPを持ち込みながら、施設固有の物語と建築を加えた。

開業前に試験営業を実施

正式開業に先立ち、Universal Beijing Resortは招待者を対象とした試験営業を行った。アトラクション、ショー、飲食、感染症対策を含む運営を確認し、9月20日の一般営業へ移行した。開業時は入場者数を管理し、チケットを日付指定で販売した。

2021年は新型コロナウイルス感染症への対応が続いていた。大規模リゾートを開くには、完成した施設だけでなく、予約、入場、清掃、スタッフ配置を実際の来場者で確かめる必要があった。試験営業は新エリアの宣伝だけを目的とした期間ではなく、運営条件を整える段階でもあった。

パークの外まで同時に開く

地下鉄駅からCityWalk、ホテル、入場口へ移動でき、食事や買い物はパークの営業時間外にも利用できる。単一のテーマパークを超えて、複数日の滞在と周辺消費を受け止める構成だ。

ホテルはUniversal Studios Grand HotelとNUO Resort Hotelの2軒。前者はテーマパーク入口に近く、Universalを題材にした内装を備え、後者はリゾート滞在を重視した宿泊施設として用意された。CityWalkには飲食、物販、映画館を集め、パークのチケットを使わない時間にも利用できる範囲を作った。

地下鉄7号線と八通線のUniversal Resort駅から接続するため、自家用車だけに頼らず来場できる。テーマパーク、ホテル、商業エリア、公共交通をまとめて開くことで、北京の新しい観光目的地として一日以上の滞在を受け止める計画だった。

開業時は日時指定のチケットと入場管理を採用した。大規模な施設計画に、地域向けコンテンツと運営条件を組み込んだ中国市場での事例となった。