ラスベガスに「Universal Horror Unleashed」、通年型ホラー施設がAREA15地区で開業
ユニバーサル初の通年型ホラー施設がラスベガスで開業。四つのホーンテッドハウスと飲食、ライブ演出を一体運営する。
Universal Destinations & Experiencesは2025年8月14日、「Universal Horror Unleashed」を開業した。場所はラスベガスのAREA15 District。ユニバーサルが「初の通年型ホラー体験」とする屋内施設だ。秋季限定の「Halloween Horror Nights」で培った制作経験を、年間営業する単独施設へ持ち込んだ。
会場は、放棄された映像制作倉庫という設定になっている。四つのホーンテッドハウスを中心に、キャラクターが出没するテーマ空間を配置。飲食店と物販店も同じ施設内に設けた。
四つのホーンテッドハウスを核にした構成
有料体験の中心は四つのホーンテッドハウスである。オリジナル作品の「Scarecrow: The Reaping」は、干ばつに苦しむ1930年代の中西部農地が舞台。復讐を求めるかかしが来場者を襲う。「The Texas Chainsaw Massacre」は1974年の映画を題材にし、レザーフェイスとその一家が登場する。
「Universal Monsters」では、ドラキュラ城からミイラの墓へ進み、フランケンシュタインの研究室も通る。「Blumhouse’s The Exorcist: Believer」は、映画に登場する少女二人の失踪から悪魔払いまでを部屋ごとに追う内容だ。
各ハウスへの入場は、グループごとに時間をずらす。内部には物語を見せる専用のショー場面も設けた。
ハウスの外には、Kill VaultとProp Graveyardというテーマエリアがある。Dead StorageとJack’s Alleyを加えた全四エリアで、出演者が来場者と対面する。Jack’s Alleyでは「Jack & Chance: Stay or Slay Show」を上演した。
4つのバーと3時間のVIP商品
飲食店にもホラー作品の設定を取り入れた。Rough Cutsでは小皿料理を出し、ショーとキャラクター交流を行う。Premiere Houseは、Blumhouse作品の小道具で飾ったタパスバーだ。Boiler Barは、炎を出す大型機械を会場中央に設置。Jack’s Alley Barではサーカス風の演目を見ながらカクテルを飲める。
小売店では衣料品や収集品を扱う。四つのハウスに加え、Jack the ClownやChuckyを題材にした商品も販売した。
最大6人向けの「Haunted High Rollers」VIP Experience Packageも販売した。所要時間は3時間。専属ホストが付き、優先レーンからハウスへ何度でも入れる。VIP専用メニューや物販割引も含まれ、出演者との面会と限定公演も用意された。
AREA15の拡張区画へ出店、シカゴにも2号店
Universal Horror Unleashedは、2023年に名称とラスベガス進出が公表され、AREA15の20エーカー拡張地区におけるアンカーテナントとして計画された。ユニバーサルにとっては、既存テーマパークの中で季節開催してきたホラーを、観光都市の屋内会場で独立した通年商品にする試みである。2024年の発表時点では、継続的な季節イベントと物販の更新も構想として示されていた。
開業前の2025年6月には、同じ名称の第2拠点をシカゴに計画すると発表している。場所はChicago Avenue沿いの旧Tribune Distribution Centerで、屋内施設として開く予定だ。シカゴへの進出は、ユニバーサルにとって米国中西部で初めての常設ブランド体験になる。