USJ、新ウォークスルー「葬送のフリーレン」で魔法都市を巡る
USJ初の「ユニバーサル・ストーリー・ウォーク」は、約20分で『葬送のフリーレン』の記憶を巡る体験だ。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は2026年5月30日から2027年1月11日まで、「葬送のフリーレン ストーリー・ウォーク ~追憶の旅~」を開催している。TVアニメ『葬送のフリーレン』とのパーク初コラボレーションだ。USJが新設したストーリーテリング型ウォークスルー「ユニバーサル・ストーリー・ウォーク」の第1弾でもある。会場はハリウッド・エリアのステージ18。公式案内上の所要時間は約20分で、年齢制限はない。
旅人として、オイサーストから記憶へ入る
来場者は物語中の「旅人」として魔法都市オイサーストに到着し、フリーレン、フェルン、シュタルクと出会う。大陸魔法協会の魔導書書庫でフリーレンが見つけた「過去を追体験する魔法」をきっかけに、旅の記憶が現れるという設定だ。公式発表では、勇者一行が見た半世紀流星、フェルンとの出会い、魔族との戦い、ヒンメルの像と蒼月草の花畑が体験内の場面として挙げられている。
この体験の核は、場面を順に通過させることにある。巨大スクリーンとプロジェクションマッピングの映像、照明、音響に加え、フリーレンの杖やヒンメルの像といったプロップスを組み合わせる。USJは一部に、来場者が魔法を操る参加型演出も設けるとしている。観客席から映像を見るのではなく、歩行に合わせてセットと映像の間を移動することで、回想が連なる原作の時間を空間としてたどらせる設計だ。
3月の発表時点で、USJは「自分の足で歩いて巡る」新形式だと説明していた。巨大スクリーンと投影、照明と音響を組み合わせ、精密なセットや小道具も置く。5月29日のプレスプレビューでは、フリーレン役の種﨑敦美氏とヒンメル役の岡本信彦氏が体験。種﨑氏は花畑を出す魔法や一番岩を、岡本氏はアニメで見た街並みや、登場人物と同じ背丈に感じたシュタルクを印象に残った場面として語った。出演者の感想は個別のものだが、実空間のセットと投影を併用した体験の様子を伝えている。
約20分の回遊を支える整理券運用
公式サイトでは開催時間を10時からパーククローズまでと案内する一方、時間は変更される場合がある。体験には公式アプリで取得するe整理券が必要で、配布状況はアプリまたは入口のクルーで確認する。当日の状況によっては整理券なしで利用できることもある。整理券を取得しても利用基準を満たさなければ体験できないため、来園前には当日の案内と基準の確認が必要になる。
同じ会期には「葬送のフリーレン×ストーリー・ライド ~鳥の魔物と馬車の旅~」も実施する。場所はハリウッド・ドリーム・ザ・ライドのTRACK3だ。ロストワールド・レストランでは「葬送のフリーレン ~追憶のレストラン~」を展開する。ストーリー・ライドは、フリーレン一行と同じ馬車に乗り、鳥の魔物によって浮上した車体からの脱出を描くオリジナルストーリーだ。ウォーク、コースター、レストランの三つを通じて、同じ作品を異なる形式で体験できる。
第1弾以降の展開は未発表
「ユニバーサル・ストーリー・ウォーク」は、映像とセットの間を来場者が歩いて物語を追うUSJの新形式だ。約20分の体験にはe整理券を使う。配布状況によっては整理券なしで利用できる場合もあるため、当日の運用は公式アプリか入口で確認する必要がある。
今回の開催期間は2027年1月11日まで。USJは第1弾と位置づけているが、終了後に別の作品を採用するか、同じ会場でシリーズ化するかは発表していない。ステージ18を今後も「ユニバーサル・ストーリー・ウォーク」に使うかどうかも未公表だ。