Cirque du Soleil「LUDŌ」、メキシコに常設水上ディナーショー
メキシコのVidantaWorldに、360度の水上舞台と食事体験を組み込むCirque du Soleilの常設公演「LUDŌ」が登場。
Grupo VidantaとCirque du Soleil Entertainment Groupは2025年6月18日、常設ディナーショー「LUDŌ」を発表した。会場はメキシコのNuevo Nayarit-VallartaにあるVidantaWorld。BON Luxury Theme Park内で同年12月12日に初演し、年間300回を超える公演を予定していた。
作品の中心にあるのは水だ。水上のアクロバットに映像と音響、照明を重ね、食事も同じ物語の一部として提供する。
Cirque du Soleilの公式ページは、LUDŌを水がテーマの常設ディナーショーと案内している。主人公は創造性を失った劇場監督Ludovico。神秘的なセノーテで、夢と現実の間を漂う物語だ。
「LUDŌ」はラテン語で「私は遊ぶ」を意味する。作中の水は、記憶や変化、重力への挑戦を表す。食事付きの券では、開演前の1時間から作品に合わせた料理を提供する。
高さ27メートル、360度の水上舞台を専用劇場に設置
会場はBON(Beauty of Nature)Luxury Theme Park内に新設された、LUDŌ専用の円形劇場だ。Grupo Vidantaの発表によると、ハスの花から着想を得た建物は高さ27メートル(88フィート)。客席からほぼ全周を見渡せる水上ステージの周囲に高い水槽壁を配置し、水中の映像表現を見せる設計とする。音響と照明もこの劇場のために設計された。水槽の壁、舞台、客席を別々の設備として見せるのではなく、客席を水のある空間に包み込むことが狙いである。
制作陣と年間300回超の公演計画
Michel Lapriseが脚本と演出を担当し、Daniel Rossがクリエイション・ディレクターを務める。舞台美術はAnne-Séguin Poirier、アクロバットの設計はJérôme Le Bautが担当した。照明や音響のほか、衣装、メイク、音楽、専用機材にも担当クリエイターを置いている。
年間300回を超える公演計画で、日によっては17時と20時45分の2回上演する。出演者と舞台スタッフだけでなく、食事を提供する厨房と客席係も各回に対応する常設公演だ。
公式発表と販売案内に客席数は記載されていない。水槽の容量や保守方法も非公表で、券種ごとの販売数と実際の年間公演数も確認できない。発表から分かるのは、専用劇場の高さ、上演時間、券種ごとの入場時刻、年間公演の計画までだ。
食事付きとショーのみで入場時刻が異なる
LUDŌにはVIP、食事付き、カナッペ付き、ショーのみの券種がある。入場時刻は券種ごとに異なり、食事付きの来場者には開演前の1時間を確保する。ショー本編は85分で、途中休憩はない。
料理はGrupo Vidantaのエグゼクティブシェフ、Alexis Bostelmannが担当する。各皿を物語に結び付ける方針が示されている。公演だけを見る券と食事を含む券を分け、同じ専用劇場で異なる来場時間を案内している。