名古屋に「XR AMUSEMENT SASASHIMA」、歩行型VRを2作品で開業
無線ヘッドセットを着けて会場内を歩く、和風ホラーとSFシューティングのVR施設が開業しました。
中京テレビ放送は2020年6月12日、名古屋市のマーケットスクエアささしま1階に「XR AMUSEMENT SASASHIMA」を開業すると発表した。オープンは同月26日。VRとARの常設コンテンツに加え、オリジナルグッズの販売も予定していた。
開業時の中心となったのは、最大4人で参加する二つのウォークスルー型VRだった。どちらも5メートル四方の空間を実際に歩きながら体験する。作品は和風ホラーの「怪士奇譚」と、近未来SFシューティングの「PLAGUE」だ。
怨霊と戦う「怪士奇譚」
「怪士奇譚」は、とある田舎町に広がる強大な怨念へ、巫女と弟子たちが立ち向かう物語。お化け屋敷の要素に、怨霊を退治するアクションを加えた。公式発表では、お化け屋敷が苦手な人も楽しめる内容として紹介された。
ささしまへの出店に合わせた特別版には、招き猫をモチーフにしたバイリンガルVTuber「キミノミヤ」と、中京テレビ所属のVTuberアナウンサー「大蔦エル」が登場した。開業時の店舗だけで体験できる追加要素として告知されている。
制作クレジットはXR Entertainment LLP。発表資料には体験時間と年齢・身長の条件が記載されていない。使用するVRヘッドセットの機種や、プレイヤーが扱う道具も不明だ。
宇宙ステーションで戦う「PLAGUE」
もう一つの「PLAGUE」は、未来の宇宙ステーションを舞台にしたシューティング。植物を食べ尽くしながら移動するイナゴの蝗害をモチーフとし、無差別に人々を襲う正体不明の生物と戦う。
最大4人の参加者が協力し、5メートル四方の体験エリアを歩く点は怪士奇譚と共通する。公式発表は銃撃の爽快感を特徴として挙げたが、武器型コントローラーの仕様や得点方式、ゲーム終了の条件までは説明していない。
既存本文には、背負い型PCと無線ヘッドセット、参加者同士の位置共有について記述があった。しかし、今回の公式発表からは確認できない。衝突を防ぐ仕組みについても資料にないため、機器構成と安全機能に関する断定を削除した。
BOYS AND MENと撮影するARサイネージ
施設にはVRのほか、ARサイネージ「WIZARD」を設置した。キャラクターやタレントと同じ場所にいるような写真や動画を撮影するコンテンツで、最初の出演者には名古屋発のエンターテインメント集団BOYS AND MENを起用した。
中京テレビの番組『ボイメンジャパネスク』と連動し、メンバーが動画企画を考案。全員と円陣を組んだように見える映像など、5種類を用意した。撮影データは二次元コードを使ってスマートフォンへ保存し、SNSなどで共有できた。
WIZARDではBOYS AND MEN版に加え、キミノミヤと大蔦エルの映像も体験できた。放送番組の出演者とVTuberを、来場者が参加する撮影コンテンツへ展開した形だ。
6月24日から事前予約を受け付け
事前予約は開業2日前の6月24日午前10時から開始。予約方法や料金、営業時間は公式サイトで案内するとしており、プレスリリース本文には具体的な金額が掲載されていない。
開業時は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ取り組みも実施した。ただし、消毒や換気など個別の対策内容、1回の受け入れ人数、予約枠の間隔は発表資料に記載がない。
既存本文は、二作品を切り替えて再来店を促したことや、複数作品の運用が採算を左右すると説明していた。いずれも運営実績や収支資料による裏付けがない。公式に確認できるのは、二つのウォークスルーVR、撮影型AR、グッズ販売を一つの店舗で始めたところまでとなる。