XR BASEで古生物をAR発掘、秋葉原から東北・新潟観光へ
秋葉原駅のXR施設で、古生物のAR発掘と東北・新潟の観光体験を組み合わせました。
NTT QONOQは2023年7月13日、秋葉原駅の「XR BASE produced by NTT QONOQ」で「XR BASE SUMMER FES」を開くと発表した。JR東日本、JR東日本ステーションサービスも観光イベントに参加した。会期は7月14日から8月31日まで。古生物を発掘するARゲームを中心に、VRコンテンツや東北・新潟の観光映像を体験できる夏季企画だった。
秋葉原駅で絶滅動物をAR発掘
メインコンテンツは、XR Cityアプリを使う「LOST ANIMAL PLANET」。来場者は自分のスマートフォンまたは施設のタブレットを通して、XR BASE内に現れる絶滅動物の化石を探した。見つけた化石を発掘し、生きていた姿へ復元してARで観察するゲームである。
会場だけに登場する古生物も設定された。8月からは、アプリをダウンロードした来場者を対象に、恐竜などの古生物カードが必ず出るカプセルトイも設置する予定だった。画面内で発掘した生物を、持ち帰れるカードでも残せるようにした施策だ。
このほか、月額制サービス「XR World」で配信されていた「EVA GLASS」を無料体験できた。仮想空間サービス「DOOR」では、「ゆるバース」に参加するキャラクターの宣伝活動をVRゴーグルで視聴できる。MRを使った遠隔支援サービス「NTT XR Real Support」など、常設展示も引き続き体験可能だった。
雪景色と夏祭りを駅で紹介
7月15日には、秋葉原駅改札内の2階コンコースとXR BASEで、東北・新潟の観光イベントも開かれた。VR映像で紹介したのは、八甲田山のバックカントリーと横手のかまくら、山形蔵王の樹氷である。妙高のジップツアーと清津峡渓谷トンネルも取り上げた。夏の東京にいながら、各地の雪景色や屋外体験を見る内容だった。
XR BASEの大型LEDには、東北・新潟の夏祭り映像を上映した。観光イベントの開催時間は午前10時から午後4時までで、駅コンサートが行われる午後2時から3時10分までは一時中断。XR体験を単独で置くのではなく、同日の音楽催事や駅利用と組み合わせていた。
秋葉原駅、アトレ秋葉原1、XR BASEを巡る謎解きラリーも同じ時期に実施された。駅のオリジナルキャラクター「おたっくま」から届いた予告状を手がかりに、5問と最終問題を解く。すべて解いた参加者には参加賞が用意された。
65平方メートルの無料ショールーム
XR BASEは2023年3月30日に開業した、NTT QONOQのXRサービスを試せる施設である。場所はJR秋葉原駅の電気街改札、みどりの窓口の隣。面積は65平方メートルで、通常の営業時間は午前10時から午後8時、入場無料、予約不要と案内されていた。一部のイベントのみ、事前抽選が必要となる。
駅構内の小規模なショールームに、約1か月半の季節装飾とARゲームを導入し、1日限定の観光催事も重ねた。古生物の発掘とアニメ作品は、XRコンテンツを楽しむ入口になる。地域観光と謎解きは、駅や周辺施設を巡る行動と結び付いていた。来場のきっかけは一つではない。機器や法人向け技術を並べるだけでは伝わりにくいXRを、用途の異なる体験から試せる構成だった。