オバケンが常設イマーシブ施設「ヨニゲノイエ」、探索と対話で事件を追う
東京・方南町の実在家屋を舞台に、参加者が捜査官として手掛かりを集める常設型ミステリー体験です。
REVIEWED
方南町お化け屋敷オバケンを運営するHLCは2025年3月19日、体験型ミステリーゲームとイマーシブ演出を組み合わせた常設施設「ヨニゲノイエ」を発表した。東京都杉並区の家屋を舞台に、参加者は捜査官として事件の真相を追う。
家屋全体を捜査フィールドに
参加者は室内を探索し、残された手掛かりを集め、キャストとのコミュニケーションを通じて情報を整理する。着席して物語を見るのではなく、自分で移動し、限られた時間の中で判断することが体験の中心になる。
発表では、2020年に樹海で見つかった変死体と、方南町から姿を消した一家を結び付ける事件が物語の起点として示された。現実の住宅に近い空間を使うことで、舞台装置を大型化せずに心理的な近さをつくる設計である。
編集部の見方:小規模物件を目的地に変える
ヨニゲノイエは、広い展示場や高価なライド設備を使わず、部屋、俳優、周遊動線を組み合わせて有料体験を成立させる事例だ。住宅スケールは同時処理人数を制約する一方、少人数への個別対応や物語への介入感を高めやすい。運営ではキャスト品質、周回ごとのリセット時間、近隣への音や待機列の影響が継続性を左右する。