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施設2022年7月14日

ヨセミテ近郊に常設XRシアター、動き・振動・香りで国立公園を体験

Yosemite Cinemaが16台のモーションポッドを備えたXRシアターを開設。公園の自然を15分の多感覚VR作品で紹介しました。

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Yosemite Cinemaに設置されたPositron XR Cinemaのモーションポッド
画像:Visit Yosemite Madera County提供、公式発表より(報道引用)

米カリフォルニア州のYosemite Cinemaは2022年7月14日、16台のモーションポッドを備えた「Positron XR Cinema」を開設したと発表した。ヨセミテ国立公園の景観をたどる15分のVR映画「Experience Yosemite」を、動き、振動、香りとともに上映する常設施設だ。

16席の装置が映像に合わせて動く

来場者は一人用のポッドに座り、VRヘッドセットを装着して作品を見る。座席は映像の進行に合わせて向きや傾きを変え、振動と香りも加わる。360度映像だけに頼らず、身体へ複数の刺激を与えることで、谷や滝を巡る移動感を作った。

「Experience Yosemite」は俳優ブライアン・クランストンがナレーションを担当した。実際の国立公園を訪れる前後に、地形や見どころを短時間で知る導入コンテンツとしても利用できる。悪天候や移動上の制約があるときに、自然の魅力へ触れる別の入口にもなる。

独立系映画館に常設のVR作品を追加

会場は国立公園の南側にあるオークハーストの映画館で、一般的な映画上映にXR体験を加えた。16席に絞った専用シアターは、大型ライドより小さな面積で導入できる一方、同時に複数人へ同じ品質の体験を届けられる。

観光地のLBEでは、実物の代替を目指すより、現地を理解する補助線としてデジタル体験を置くほうが役割を明確にしやすい。この施設も、ヨセミテの自然そのものと競うのではなく、訪問者が次に見る景色への関心を高める位置にある。

編集部の見方

XRシアターの特徴は、映像作品を席数に応じて繰り返し運営できることだ。自由歩行型VRほど広い体験区画を必要とせず、映画館の接客や上映管理とも組み合わせやすい。Yosemite Cinemaの事例は、観光案内と有料エンターテインメントの中間に、常設VRが入り得ることを示している。