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100万個超のLEGO作品を360度映像へ、アトランタで世界初公開

70点以上のLEGO彫刻とプロジェクションを組み合わせた没入型展示が、アトランタで開幕しました。

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Art of the Brick Immersive ExperienceのLEGO彫刻と映像
画像:Exhibition Hub提供(公式発表より)

Exhibition HubとFeverは2023年3月22日、「Art of The Brick Immersive Experience」の世界初公開を発表した。開催地は米アトランタ。Nathan SawayaがLEGOブロックで制作した彫刻を、360度の映像投影と音楽の中で見せる展覧会だ。

会場も新しい。新設されたExhibition Hub Atlanta Art Centerを使用した。

100万個超のブロックで100点以上を展示

3月の開催発表では、100万個を超えるLEGOブロックから作られた70点以上を展示するとしていた。開幕後の公式サイトでは100点以上と案内され、当初の発表から作品数が増えた。館内には、全長25フィート(約7.6メートル)に達する大型作品を集めた部屋も設けられた。

会場は5万平方フィート、約4645平方メートル。場所はDoraville。アトランタ中心部から車で20分弱で、所在地は5660 Buford Highway NEと案内された。展覧会は4月19日に開幕し、Nathan Sawaya本人も18日と19日に来場する予定だった。

代表作「Yellow」を大型化

代表作は「Yellow」だ。黄色い人型の胸部が裂け、内部から同じ色のブロックがこぼれ出す作品を、大型版として公開した。

Sawayaは企業弁護士から現代美術家へ転身し、LEGOブロックを彫刻素材として使ってきた。人の身体、感情、身近な物を角張ったブロックで表す作品が中心で、子ども向けの組み立て玩具として知られる素材と、成人も対象とする美術展示を結び付けている。

入口では大型自画像が迎える。LEGOで作ったSawaya本人の像だ。彫刻の表面を近くで見ると、一つずつ積んだブロックの継ぎ目が分かる。離れると人物や動物の全体像が現れ、見る距離によって素材と形のどちらが目に入るかが変わる。

1万平方フィートで絶滅危惧種を扱う

題材は絶滅危惧種だ。「Perniciem」は、絶滅の危機にある動物と生息環境を扱う。題名はラテン語で「破滅」「災害」「死」を意味する。動物の彫刻を自然環境の投影空間に置き、生息地との関係を見せた。

公式案内では、この区画に1万平方フィート(約929平方メートル)を使用すると説明している。360度の映像で野生の生息地を描き、動物の彫刻と周囲の環境を一緒に見せる区画だった。

彫刻の周囲を3D映像で動かす

彫刻は投影中も残る。映像は360度。壁や床への3Dビデオマッピングに音楽を組み合わせ、LEGOの色や形を起点にした動きを周囲へ広げている。

静止した彫刻は、来場者が好きな角度と時間で細部を見られる。一方、投影映像は音楽とともに時間が進み、会場全体の色や見え方を変える。この二つを順路の中で切り替え、作品そのものを見る時間と、作品のモチーフに囲まれる時間を分けた。

最後には、来場者がLEGOブロックを使って作品を作る区画を設けた。Sawayaの彫刻と映像空間を見た後、自分の手で同じ素材を組み立てられる。鑑賞と制作を一つの順路に収めた。

所要時間は約60分、全年齢が対象

所要時間の目安は約60分で、来場者は必要に応じて長く滞在できた。年齢制限はなく、4歳未満は無料。14歳未満には大人の同伴が必要とされた。

会場は車椅子とベビーカーで移動でき、展示は主に視覚表現で構成される。館内には説明表示もある。一部でストロボを使うため、影響を受ける来場者は事前にスタッフへ申し出るよう案内された。

会場は屋内で、個人利用の写真と動画を撮影できた。業務用機材と三脚は持ち込めない。ペットの入場は禁止されていたが、介助動物は同伴できた。

「Art of The Brick Immersive Experience」は、巡回してきたLEGO彫刻展を三つの体験へ広げた。まず彫刻を近くで見て、次に自然環境を描く投影空間へ入る。最後は自分でブロックを組み立てる。素材、完成作品、空間演出を順に体験する展覧会として、アトランタ版を新たに構成した。