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ビジネス公開:

バンコクの水辺に「Avatar」体験、4,000平方メートル超で2027年開業へ

AWCとEMM Williams Productionsが、バンコクのAsiatiqueに「Avatar」没入体験を2027年導入。万博由来のBlue Domeも活用する。

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Avatar: Guardians of Eywaのバンコク導入発表で撮影されたAWCとEMM Williams Productionsの関係者
画像:Asset World Corp提供、公式発表より(報道引用)

タイの不動産会社Asset World Corp(AWC)は2026年7月9日、新しい『Avatar』体験を発表した。名称は「Avatar: Guardians of Eywa」。2027年にバンコクの複合施設Asiatique The Riverfront Destinationで開業する計画だ。

開発はEMM Williams Productionsが担う。ジェームズ・キャメロン監督の映画シリーズを原作とする公式体験で、東南アジアでは初めての導入となる。具体的な開業日、料金、予約方法はまだ公表されていない。

歩いて進む物語にライブ・飲食・物販を重ねる

体験の規模は4,000平方メートル超。舞台は、発光する植物などで描かれる惑星パンドラで、来場者はナヴィが崇めるエイワ(Eywa)の「守護者」を主題とした物語を歩いて体験する。AWCは、自然への敬意と生命の相互関係を伝える内容としている。

EMM Williams Productionsが打ち出す「The Magic Walk」形式の最初の案件でもある。EMMのアントワーヌ・ハスワニ創業者兼CEOは、物語、ウォークスルーの没入行程、ライブのアクロバット演目を組み合わせ、体験がリアルタイムで展開すると説明した。映像を見るだけの展示ではなく、来場者が移動することを前提にした構成になる。テーマ飲食、物販、インタラクティブ要素も予定されており、チケットの対象となる体験と周辺消費を同じIPの世界観でつなぐ。

この計画は、AWCがAsiatiqueを小売・文化・娯楽の複合地区へ広げる事業の一部だ。同社はすでに「SkyFlyers: Wings of Garudapterus」を発表している。「Better World Better Future」と今回の『Avatar』体験も、大型アトラクション群に加わる。

拡張エリアは約1万6,000平方メートル。体験型の店舗や没入型アトラクション、飲食店などを入れ、2026年第4四半期の開業を予定している。整備完了後のAsiatique全体は、22万4,000平方メートルを超える見通しだ。

大阪・関西万博のBlue Ocean Domeを会場の核に

『Avatar』体験は、拡張部の中心となる「Blue Dome」に入る。AWCによれば、大阪・関西万博のために建築家の坂茂氏が設計した建物を活用する。

坂茂建築設計の公式情報では、万博のBlue Ocean Domeは三つの仮設ドームで構成されていた。素材は竹、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、紙管である。竹集成材と紙管のドームはそれぞれ直径19メートル。中央のCFRPグリッドシェルは直径42メートルだった。

AWCはBlue Domeを、軽量で柱のない複合空間としてAsiatiqueへ活用するとしている。一方で、現時点の発表では、万博時のどの部材をどこまで移設するのか、施工・再組立ての工程、完成後の環境性能は公表していない。建築の再配置と『Avatar』が掲げる自然とのつながりを同じ目的地で見せる構想は示されたが、その運用面の詳細は今後の発表を待つ必要がある。

契約当事者は、施設を開発・運営するAWCと、体験を開発するEMM Williams Productionsである。AWCのワラパー・トライソラットCEO兼社長は、世界的IPによるライブ・エンターテインメントを小売やアトラクションと組み合わせる方針を述べた。EMM側は、来場者が物語の中心に入る形式を強調している。

作品の詳しい構成や出演者数は未公表だ。1回の定員、上演回数、対応言語も発表されていない。

1万6,000平方メートルの拡張部へ導入

『Avatar』体験は4,000平方メートルを超え、拡張エリア全体のおよそ4分の1を占める計画だ。周囲には飲食や物販、ほかのアトラクションも配置される。体験内でもテーマ飲食と商品販売を予定している。

万博のBlue Ocean Domeをどこまで移設し、どの部材を再利用するかは公表されていない。建築の再組み立て方法、体験内の動線、出演者や上演回数についても今後の案内を待つ必要がある。