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ビジネス公開:

Cosm、Shared Reality会場の世界展開へ2億5000万ドル超を調達

Cosmが2億5000万ドル超を調達。ロサンゼルス開業後の会場展開、技術・メディア事業の投資先を公式発表から追う。

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米国の地図を映す巨大なドームスクリーンと、その前に立つ3人の来場者
画像:Cosm提供、公式発表より(報道引用)

Cosmは2024年7月31日、2億5000万ドル超を調達したと発表した。資金は、同社が「Shared Reality」と呼ぶ没入型会場の展開に使う。映像技術とメディア事業にも投資し、追加会場の開発と並行して広げる計画だ。

会場・技術・メディアを同時に拡大

発表時点でCosmは、最初の会場をロサンゼルスのHollywood Parkに開いたばかりだった。調達資金は、会場運営の品質向上、技術・メディア事業の成長、そして世界各地での追加会場の開発加速に充てるとしている。第2会場はテキサス州グランドスケープ(Grandscape)のダラスで同年後半の開業予定、第3会場はジョージア州アトランタのCentennial Yardsに決まった段階だった。ロサンゼルスでの初期運営を起点に、追加開発の資金を入れる局面の発表である。

Hollywood Park会場が一般開業したのは同年6月29日。今回の資金調達は、最初の会場を開いて約1か月後に発表された。

Cosmの説明では、Shared Realityは高精細映像を大勢で見る会場形式だ。同じ場所にいる観客の反応と飲食サービスも組み合わせる。番組は単一のジャンルに限らない。

スポーツではUFC、イングランド・プレミアリーグ、大学競技を対象にしていた。NBAとNHL、競馬、全米オープンテニス、米国代表サッカーの一部試合も上映する計画だった。公式パートナーにはNBAやUFC、ESPNが含まれる。NBC Sports、TNT Sports、FOX Sportsとも提携している。

ライブスポーツ以外では、シルク・ドゥ・ソレイユ「O」を上映する。Cosm Studios Creator Programで制作した没入型作品も番組に組み込む方針を明らかにした。

Cosmは2020年、コンピューターグラフィックス企業Evans & Sutherlandとその子会社Spitz, Inc.を取得して設立された。その後、LiveLikeVR(現在のCosm Immersive)とC360も取得している。発表では、これらに由来する技術革新の経験を75年にわたる蓄積として示した。今回の会場増設は、技術系の事業資産を会場向けに生かしながら、メディア事業も育てる拡張策として説明された。

資金提供者と拡大の前提

今回のラウンドには、既存投資家のSteve WinnとMirasol Capitalが参加した。新規投資家にはMarc Lasryが率いるAvenue Sports Fundと、Dan GilbertのROCKが加わった。Baillie GiffordとDavid BlitzerのBolt Venturesも参加している。

Cosmは会場開発だけでなく、技術とメディア事業にも調達資金を充てる。資金使途には「operational excellence(運営品質の向上)」も含まれた。

発表では、調達後の企業評価額や会場ごとの建設費、開業までの投資回収期間は明らかにしていない。