Eftelingが「Danse Macabre」を開業、108席の回転・昇降舞台を物語空間へ組み込む
Eftelingが18メートルの主回転盤と6つの小回転盤を動かす新型屋内ライドを、旧Spookslot跡地に開業しました。
オランダのテーマパークEftelingは2024年10月31日、屋内ライド「Danse Macabre」を開業した。1978年から営業していたSpookslot Haunted Houseの跡地に、旧施設の意匠を引き継ぐ修道院と森「Huyverwoud」を整備。新型ライドシステムを音楽、照明、アニマトロニクス、待ち列の物語へ組み込んだ。
18メートルの舞台上で6客席を別々に回す
IntaminのDynamic Motion Stageは、直径18メートルの主回転盤に6つの小回転盤を載せる。各小回転盤には3列・18人乗りの聖歌隊席があり、1回に合計108人を収容する。主回転盤は回転しながら上昇、傾斜、落下し、小回転盤も個別に客席の向きを変える。
Intaminによると、主回転盤の最大傾斜は25度、上下動は最大3メートル。主回転と客席ごとの回転を重ねることで、円盤が倒れる直前の硬貨のような動きをつくる。同方式の初導入であり、EftelingとIntaminが共同で開発した。
演出はCamille Saint-Saënsの楽曲「Danse Macabre」を軸にし、客席そのものを音楽に合わせて「踊らせる」。旧Spookslotの要素を再利用し、乗車前には回廊、薬草園、墓地、森を通る待ち列を設けた。Eftelingが公表したアトラクションと周辺エリアへの投資額は約3500万ユーロだった。
編集部の見方:新機構を既存施設の記憶へ接続する
新型ライドは動きの珍しさだけでも話題をつくれるが、施設全体の寿命は再乗車したくなる物語と運用の安定性に左右される。Eftelingは旧施設を単純に保存せず、一部の造形と「怖さ」の役割を新しい区域へ移した。
108席を同時に動かす方式は一回当たりの処理人数を確保できる一方、巨大な可動床の保守と停止時対応が重要になる。機械動作、音楽、映像、照明の同期を一つのショーとして成立させ、旧施設のファンと新規客の双方へ説明できるかが、新機種導入の価値を決める。