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テクノロジー公開:

Falcon'sが「ÄEONXP」を発表、施設をまたいで来場者の選択を記録

テーマパークやLBE施設で、来場者のアバター、行動、実績を複数体験へつなぐデジタル基盤が発表されました。

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ÄEONXPが来場者と複数の施設体験をつなぐイメージ
画像:Falcon's Creative Group提供、公式発表より(報道引用)

Falcon's Creative Groupは2021年4月15日、テーマパークやLBE施設向けのソフトウェア基盤「ÄEONXP」を発表した。来場者のプロフィール、アバター、選択、成績を記録し、複数のアトラクションへ反映する仕組みである。施設を出た後もアプリから記録へアクセスできる構想を示した。導入先として想定したのはテーマパークとLBE会場に限らない。ライブイベント、企業や作品のブランド施設、単独のアトラクションでも使えると説明している。複数の施設や体験をネットワークで結び、同じプロフィールを使って遊べることを主な機能に挙げた。

選択と成績を次の体験へ反映

来場者はÄEONXP上にプロフィールを作り、自分のアバターを設定する。対応するアトラクションで行った選択や成績はリアルタイムで記録される。その結果に応じて、同じ施設内で後から体験する物語の進み方や提示内容を変えられるとしていた。

会場外ではランキングを確認し、追加ポイントを獲得できる。プロフィールの更新、アバターの変更、新しい道具や能力の解除にも対応する構想だった。次の来場時に使う物語上の情報や外見アイテムも、アプリ内で入手できると説明している。

獲得分は、物理的な景品とデジタル報酬の両方へ交換できる。発表資料には、ポイントの有効期限、景品の発送地域、現金との交換可否は記載されていない。利用者が未成年の場合のアカウント管理についても説明がなかった。

複数施設を一つのプロフィールで結ぶ

ÄEONXPは、一つの会場内だけで利用することも、複数拠点へ接続することも想定していた。ネットワーク化された別施設で同じプロフィールを使えば、過去の選択や報酬を次の体験へ反映できる。どの施設間で情報を共有するかは、導入事業者ごとの設計となる。

Falcon'sは、導入企業ごとにシステムの名称や画面、体験内容を調整すると説明した。共通アプリをそのまま配布する製品ではなく、各ブランドの世界観に合わせた形で提供する。2021年4月の発表時点では、Katmandu Parksが既存施設と今後の開発案件への採用を決めていた。

具体的な導入施設名と開始時期は発表されていない。Katmandu Parksのすべての施設で同じ機能を使うか、拠点間で進行を共有するかも不明だった。導入価格、契約期間、必要な通信環境も公表されなかった。

運営者は行動と利用状況を確認

施設運営者向けには、来場者の行動や利用状況を分析する機能を用意した。どの体験が選ばれたか、利用者がどの程度関わったかをデータで確認し、個別の報酬や特典を設計する用途を挙げている。施設内の別の収益源を利用者へ案内することも、運営側の活用例として示した。

一方、2021年4月15日の発表はデータの保存期間と保管場所を説明していない。来場者が記録の削除や施設間共有の停止を選べるかも不明である。取得するデータの範囲、保護者同意の方法、第三者への提供条件は、実際の導入時に確認が必要な項目として残った。

製品構想の発表で、運用実績は未掲載

Falcon'sは、アトラクション設計、複数人ゲーム、複数媒体にまたがる物語を組み合わせる製品としてÄEONXPを紹介した。発表時点で示された導入決定先はKatmandu Parksであり、利用者数や継続率の実績は載っていない。機能の利用率や、導入後に再来場が増えたかを示すデータも公表前だった。

確認できるのは、プロフィールとアバターを軸に、現地の行動記録を会場外や別施設へ持ち越す設計までである。実際にどの機能を採用するかは導入事業者によって異なる。発表資料だけでは、来場効果や売上への影響は分からない。