Harry Potter New Yorkに2種類のVR体験、最大6人でホグワーツを歩く
ニューヨークの旗艦店に、歩いて城内を巡るフリーローム型と、箒型装置に乗って空を飛ぶ予約制VR体験が登場した。
WarnerMediaは2021年7月8日、ニューヨークの旗艦店「Harry Potter New York」で二つのVR体験を始めると発表した。「Chaos at Hogwarts」と「Wizards Take Flight」で、開業日は同月15日だった。どちらも時間指定の予約制で、料金は1人34ドル。 WarnerMediaは、WevrおよびKeylight、Dreamscape Immersiveと共同で制作した。二つの体験は同じ店舗内に置かれたが、身体の使い方は異なる。一方は仲間と歩いてホグワーツ城を探索し、もう一方は箒型の装置に座って飛行する。
最大6人でホグワーツ城を歩く
「Chaos at Hogwarts」は、最大6人が同時に参加するソーシャル・フリーローム型のVR体験だ。物語はキングス・クロス駅での搭乗前から始まり、参加者はホグワーツ城へ向かう。城内では魔法生物や秘密に出会い、杖を使って場面へ関わる。
装備はVRヘッドセットに加え、約10ポンドのバックパック、手足のトラッカー、物理的な杖。参加者には仮想アバターが割り当てられる。同じグループの仲間はVR空間内にも姿が現れ、所属する寮など、アバターの一部を選べると案内された。
会場には、物語と同期する触覚効果や特殊効果も組み込まれた。手足のトラッカーで全身の動きを捉えながら、参加者自身がステージ内を移動する仕組みだ。体験前の装備は運営スタッフが取り付けを手伝った。
箒に乗ってロンドン上空へ
「Wizards Take Flight」では、最大6人がそれぞれ専用の箒型装置に座る。ロンドン上空でデス・イーターと杖を使って戦い、ホグワーツ城の周囲を飛ぶ物語だった。顔に風を当てる演出も用意された。
こちらで身に着けるのはVRヘッドセットと手のトラッカーで、杖も手に持つ。参加者は自分のアバターと仲間の姿を見ながら進む。箒のステーションには、物語と同期する触覚効果と特殊効果が用意された。
Chaos at Hogwartsが歩行と全身追跡を使うのに対し、Wizards Take Flightは固定された箒型装置で飛行感覚を見せる。公式発表は二つを別々のチケットとして販売しており、セット券や連続体験の割引については記載していない。
旗艦店の中に予約制VRを設置
Harry Potter New Yorkは、マンハッタンのフラットアイアン地区にある公式旗艦店だ。3階建てで、広さは約2万1,000平方フィート。ハリー・ポッターとファンタスティック・ビーストの商品を扱い、VRの待機場所にも作品の装飾や小道具を配していた。
VRチケットには店舗への入場が含まれた。当時、一般の買い物客は店舗のバーチャル待機列へ登録する必要があったが、VRの予約者は登録せず、到着時に予約確認を示して入場できた。体験の前後には店内で買い物ができる。
所要時間の目安は、受付、装備の着脱、体験を合わせて約30分。予約者は開始30分前の到着を求められた。対象は10歳以上かつ身長48インチ以上で、13歳未満には有料チケットを持つ成人の同伴が必要だった。車椅子向けの選択肢も要望に応じて用意するとしていた。
装備を毎回消毒して運営
開業時は感染対策として、ヘッドセット、センサー、バックパック、杖、箒型装置を利用のたびに消毒した。参加者と店舗スタッフにはマスク着用を求めている。長いスカートや裾の広いズボンはセンサーに干渉する可能性があるため、動きやすい靴と服装も案内された。
体験中は写真も動画も撮影できない。待機場所や装備を着脱する部屋では撮影が認められていた。発表時点で予約できたのは7月15日から8月15日まで。その後の販売枠は、公式サイトとSNSで知らせるとしていた。
旗艦店には、時間指定で運営する二種類のVRが加わった。公式発表には稼働率や来場者数、物販売上への影響は示されていない。開業時点で分かるのは、体験内容と料金、利用条件、店舗への入場方法までだ。