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テクノロジー公開:

HersheyparkにHyperdeck、床の振動と熱風を使う4人向けVRを導入

300平方フィートの区画で4人が同時参加。観戦者もタブレットから介入できるVRアトラクションを追加した。

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Hersheyparkに導入された4人用VRアトラクションHyperdeck
画像:Hersheypark、MajorMega公式発表より(報道引用)

Hersheyparkは2020年、園内の新エリアChocolatetownにMajorMegaの「Hyperdeck」を導入した。4人が同時に参加し、VR映像に床の振動、風、熱を重ねる施設向けアトラクションである。

導入計画は2019年11月20日に発表され、2020年夏の稼働を予定していた。Hersheyparkは121エーカーの遊園地で、Hyperdeckは総額1億5,000万ドル、23エーカーに及ぶHershey's Chocolatetown拡張の一部として選ばれた。

体験区画そのものが動く

一つのHyperdeckは約300平方フィート(約28平方メートル)。参加者はヘッドセットと銃型デバイスを装着し、同じ仮想空間で協力する。足元の床全体が動き、場面に応じて強い風、熱、地面を揺らすような振動が加わるため、視覚と音だけでは伝わりにくい出来事を身体へ返す。

4人が立つ床を共有して動かし、個人用の振動ベストとは異なる方法で全員へ同じ揺れを伝える。参加者が転倒しない範囲で動作量を調整し、映像とのずれを抑える必要がある。

外側には観戦者用のタブレットが置かれた。待っている人もゲームへ介入し、参加者を助けたり妨害したりできる。ヘッドセット内の出来事が見えにくいというVR施設の課題に、同行者向けの操作を加えている。

この仕組みにより、4人のプレイヤーだけが体験し、家族や友人は待つだけという状態を避けられる。観戦者の入力がゲームへ反映されるため、次の順番を待つ時間がルールを知る機会にもなる。テーマパーク内で行列を完全になくせなくても、待機者を体験から切り離さない設計である。

遊園地の一施設として運用する

Hersheyparkでは二つのHyperdeckを設置し、最大8人を並行して案内できるようにした。米国北東部では初導入と発表された。来場者はコースターや飲食と組み合わせて利用するため、説明、装着、プレイ、退出、清掃を短いサイクルで回す必要がある。

映像作品だけでなく、床、送風、熱、観戦端末を共通設備として持つことで、将来はソフトを入れ替えながら使える。施設型VRの運営をテーマパークの回遊へ組み込んだ例である。

Hershey's Chocolatetownは飲食、物販、乗り物を通年で集める新エリアとして整備された。Hyperdeckは、チョコレートを題材にした目的地の中へ短時間のデジタル体験を置く。単独店舗として集客するVR施設とは役割が異なり、大型コースターと規模の違う選択肢を同じ回遊へ加えた。

記事の日付は計画発表後の2020年に置かれているが、元資料は2019年11月の導入発表である。開業後の利用者数や稼働率は示されていないため、導入計画と設備仕様を記録する記事として読む必要がある。

二台を並べた理由や実際の処理人数は公式資料に記載されていない。設備上は各台4人であり、説明や清掃を含む運用上の処理能力とは区別が必要になる。