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ビジネス公開:

Immersive Art Seriesが北米進出、5演目・約200時間の映像作品を施設向けに提供

Universal Exhibition Groupが、複数の投影型美術プログラムを組み替えて上映できる施設向けパッケージを米国へ導入した。

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Immersive Art Seriesで作品が壁と床へ投影された空間
画像:Universal Exhibition Group公式発表より(報道引用)

Universal Exhibition Groupは2021年12月2日、投影型展示パッケージ「Immersive Art Series」を北米で展開すると発表した。米国初の導入先はSalt Lake CityのLeonardo Science Museum。壁と床を使う映像、音楽、ナレーションで美術作品を紹介する。

五つの演目を組み替えて上映

パッケージには「Monet to Kandinsky」など五つの演目が含まれ、それぞれ30〜60分。主催者は組み合わせ可能な映像素材が約200時間分あると説明した。施設側は会期や客層に合わせて上映内容を変えられる。

五つの作品を、映像コンテンツだけで導入する形と、投影・音響設備を含む一括導入の双方で提供した。会場側は設置済みのハードウェアを交換せず、時間帯や開催期間に合わせて演目を選べる。単一タイトルの会期が終わるたびに施工をやり直す負担を抑えながら、番組表を更新できる仕組みだ。

各演目は壁面と床を覆う映像に音、光、動きを組み合わせ、鑑賞者を美術作品の周囲に置く。原画展とは異なり、作品を素材に再構成したデジタル上映であるため、実物の所蔵や輸送を必要としない。家族向け・教育向けとして案内された一方、原作と演出映像の違いを伝える展示設計も必要になる。

一つの作家展を運び終えたら設備も撤去する方式ではなく、投影設備を継続利用しながらプログラムを更新する。コンテンツと会場機材を分けることで、同じ施設へ再来場する理由を作りやすい。

科学館が米国初会場に

米国での初導入先となったThe Leonardoは、Salt Lake Cityにある科学・技術・創造性を扱う施設だ。専用会場を新築せず、既存の文化施設へ上映パッケージを持ち込んだ。美術館だけに販売先を限定せず、科学館やイベント会場にも展開できることを示す事例となった。

発表では、現地の上映スケジュール、部屋の面積、使用したプロジェクターの台数は明らかにしていない。そのため設備効率の数値比較は難しいが、会場が客層に合わせて五つの演目を選べるという運用方式は確認できる。

海外展開済みの作品を米国へ

同シリーズは北米進出前に、ドイツ、スイス、ロシア、タイ、UAE、サウジアラビア、ウルグアイなどで上映され、累計250万人超が来場したと運営会社が発表している。

複数国で使ったデジタル作品を北米へ移す際、原画や大型造形の国際輸送は発生しない。必要になるのはデータ、再生システム、投影・音響設備、現地の空間調整である。言語を使うナレーションや案内は地域ごとの対応が必要だが、映像主体の作品は同一パッケージを横展開しやすい。

一方、都市別の人数や算出期間は資料に記載されていない。Salt Lake City会場の料金、定員、投影機数も未公表だった。施設向けの演目供給という事業モデルが確認できる発表である。累計来場者数は運営会社の公表値であり、第三者監査を示す資料ではない。