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動くミュシャ展が横浜で世界初開催へ、作品を映像と音楽で再構成

ミュシャ作品を空間映像へ展開する「iMUCHA」がパシフィコ横浜で世界初開催。海外巡回も視野に入れた企画です。

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iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITIONのミュシャ作品を使ったビジュアル
画像:iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION実行委員会提供、公式発表より(報道引用)

「iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION」広報事務局は2022年1月25日、アルフォンス・ミュシャの作品を映像と音楽で見せる展覧会を発表した。同年夏にパシフィコ横浜で開催し、その後は世界各地への巡回を目指す計画だった。ミュシャを題材にしたイマーシブ展として、横浜が世界初開催地になると案内された。

主催はソニー・ミュージックソリューションズ、TBS、Bunkamuraで構成する実行委員会。企画制作は、ミュシャの故郷であるチェコを拠点に活動するiMUCHA Productionが担当した。

装飾的な作品と「スラヴ叙事詩」を映像化

展示の題材には、ミュシャの華やかな装飾表現を使った作品群と、スラヴ民族の歴史や神話を描いた「スラヴ叙事詩」が選ばれた。会場内の広い面へ映像を投影し、オーケストラ音楽と同期させて見せる構成だ。発表では、原画を何点展示するかについては触れていない。

ミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する画家、グラフィックデザイナーとして知られる。1894年に発表した女優サラ・ベルナールの舞台ポスター「ジスモンダ」で注目を集め、晩年には故郷へ戻った。「スラヴ叙事詩」は約20年をかけて制作した全20点の連作で、2017年に日本で初公開された際には65万人が来場したと、実行委員会は説明している。

「iMUCHA」では、こうした作品をそのまま大きく映すだけでなく、映像と音楽を組み合わせて空間全体で見せる。発表に掲載された説明は「五感で体験」としているが、香りや触覚に関する設備は記載されていない。公表資料から確認できる表現手段は、大規模な投影映像とオーケストラ音楽である。

チェコの制作チームが3形式で展開

iMUCHA Productionは、Richard Fuxaが発起人となって2020年に発足した。ミュシャのポスターコレクションや「スラヴ叙事詩」などをデジタル化している。ポスターは、テニス選手Ivan Lendlが所有するコレクションだ。制作した素材をコンサート、美術展、イマーシブ展の3形式で紹介する「iMUCHA Project」を進めていた。

横浜展は、そのうちイマーシブ展の最初の開催にあたる。世界巡回を目指す方針は示されたが、次の開催都市、会場数、巡回日程は当初発表に含まれていない。横浜版の上映時間、投影面の数、使用機材、収容人数も明らかにされなかった。

会期と料金は発表時点で未定

会場は、横浜市西区みなとみらいにあるパシフィコ横浜。最寄りのみなとみらい駅からは徒歩5分と案内された。ただし、2022年1月の発表で示された会期は「2022年夏」までだった。開館時間、休館日、入場方法、観覧料、チケット発売日は後日発表するとされている。

この段階で確定していたのは、横浜で世界初開催すること、ミュシャ作品を映像と音楽で構成すること、チェコのiMUCHA Productionが制作することだ。来場を判断するための詳しい開催条件は、初報の後に公開される案内を待つ必要があった。