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体験コンテンツ公開:

ティフォニウムに「IT/イット カーニバル」、映画の前日譚をVR化

映画に登場するカーニバルを舞台に、複数人で歩きながら恐怖演出を体験するVRアトラクションが始まりました。

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IT イット カーニバルのVR体験ビジュアル
画像:ティフォン提供(公式発表より)

ティフォンは2020年10月8日、ウォークスルー型VR「IT/イット カーニバル」を同月20日からティフォニウムお台場で運営すると発表した。映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を題材に、米Warner Bros.の監修を受けて開発した作品だ。

会場はダイバーシティ東京 プラザ5階。参加者はVRゴーグルを着け、8.5メートル×4.5メートルの区画を自分の足で歩く。最大4人が同時に参加でき、映像に合わせて風と振動を加える4D演出を採用した。

映画で描かれた場所へ自分で入る

物語は、米Maine州Derryで子どもが行方不明になるところから始まる。参加者は子どもを探すため、開幕前のカーニバル会場へ足を踏み入れる。この場所は映画本編にも登場するが、VR版では本編より前の出来事を描いた。

来場者自身が捜索する役を担い、映画の場面を順番に鑑賞する上映形式は採らない。約38平方メートルの実空間を歩き、目の前に現れるカーニバルの景色を進む。公式発表には手足へ装着する追跡機器や、同行者をアバターで表示する機能についての説明はないため、それらを本作の仕様とは断定できない。

当日3,400円、前売り3,200円

料金は当日券3,400円、前売り券3,200円に設定された。対象年齢は13歳以上。身長、健康状態、車椅子での利用など、年齢以外の詳しい制限は公式サイトで確認するよう案内され、プレスリリースには記載されていなかった。

開業日の10月20日から31日までは当日券だけを販売した。11月分の予約は10月17日からローソンチケットで受け付け、ティフォニウム公式サイトの購入ページから進む方式だった。発表日より前に予約受付が始まり、開業直後の約2週間は事前券を使わない運用だったことが分かる。

営業時間は平日が正午から午後8時まで、土日祝日は午前10時から午後8時まで。最終受付時刻、1回の所要時間、入れ替えに必要な時間は公表されていない。同時体験人数は最大4人と明記されたが、1時間あたりに案内できる人数までは確認できない。

映画の物語を前日譚へ広げる

題材になった『IT/イット THE END』は、ティフォンの発表によると世界64カ国で興行1位を記録したホラー映画だった。VR版は同じDerryのカーニバルを使い、来場者が参加できる別の事件を作った。映画映像の短縮版ではない。

前日譚にしたことで、映画の登場人物と同じ行動を再現する必要がなく、参加者を「行方不明の子どもを探す人物」として物語へ置ける。カーニバルという共通の場所が映画との関係を示し、VR内で何が起きるかは体験するまで伏せる構成だった。発表資料は物語の結末や登場する恐怖演出を明かしていない。

ティフォンは、VR・AR・MRを使ったコンテンツの企画開発と、ティフォニウムの施設運営を行う企業だ。

『IT/イット カーニバル』では、映画会社の監修、実際に歩く区画、風と振動を一つの施設に組み合わせた。発表資料から確認できるのは料金と年齢、営業時間と最大人数までで、来場者数や再訪率、体験後の映画視聴数は公表されていない。