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ビジネス公開:

日本XRセンター、「迷界デパート」を商業施設向けに展開

大丸東京店で約6,000人が体験した自由歩行型XRホラーを、中野・福岡の常設店と全国の商業施設へ広げます。

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商業施設へ展開するMAIKAIの公式発表画像
画像:MAIKAI公式発表より(報道利用)

日本XRセンターは2026年8月28日、自由歩行型XRホラー「迷界デパート」を全国の商業施設などへライセンス提供すると発表した。大丸東京店での期間開催を導入例とし、百貨店、ショッピングモール、レジャー施設、観光施設、イベントスペースへ展開する。

同社の常設施設「XRセンターゲームスペース」でも、9月5日から中野ブロードウェイ店と福岡店で提供を始める。期間催事として開発した作品を直営店へ移し、外部施設にも販売する動きだ。

大丸東京店では27日間に約6,000人が体験

「迷界デパート」は、日本XRセンター、大丸松坂屋百貨店、ホラー企画会社の闇が共同開発した。2026年7月16日から8月11日まで、大丸東京店11階催事場で開催。日本XRセンターの発表による来場者数は、27日間で約6,000人だった。

参加者は新人夜間警備員となり、ヘッドセットを装着して異世界の百貨店を歩く。現実の会場を歩いた分だけXR空間内でも進む方式で、最大4人が同時に参加する。約6,000人という数字について、無料招待を含むか、再来場者をどう数えたか、販売枠に対する稼働率が何%だったかは明らかにされていない。

27日間で約6,000人という公表値を単純平均すると、一日約222人となる。ただし、営業時間、平日と休日の差、招待枠、複数回体験の扱いが不明なため、実際の販売効率は計算できない。日本XRセンターは大丸東京店を外部導入のモデルケースとして示したが、数値は同社発表による実績として読む必要がある。

ホラー制作会社の闇は物語と恐怖演出、大丸松坂屋百貨店は催事場、日本XRセンターはXRシステムと運営を担った。コンテンツ会社だけで完結せず、施設側とジャンル専門会社が共同開発した点も、他会場へ展開する際の構成要素になる。

壁や大型セットを組まずに既存区画を使う

日本XRセンターは、物理的なお化け屋敷の壁や仕掛けを大規模に造作せず、催事場や空き区画をプレイエリアとして使える点を特徴に挙げる。ただし、導入に必要な床面積、機器台数、現場スタッフ数、設営日数、施設側の費用は公表していない。歩行範囲の確保、機器の着脱、清掃、参加者の案内は現地運営に残る。

実空間に壁を立てなくても、参加者同士や障害物との衝突を避ける床面は必要だ。最大4人の位置を追跡し、仮想空間の通路と現実の歩行範囲を一致させなければならない。大掛かりな舞台セットが不要という説明は、会場準備が一切不要という意味ではない。

直営2店で料金と所要時間を明示

中野ブロードウェイ店とキャナルシティ博多店では、9月5日から提供すると発表した。所要時間約20分のうちVR体験は10分で、残りは受付、説明、装着、退出などに使われると考えられる。公式資料は時間の内訳をこれ以上示していない。

中野と福岡では、所要時間を約20分、うち体験時間を10分とする。料金はステッカーまたは缶バッジ付きが税込2,500円、トートバッグまたはTシャツ付きが税込4,500円。1回1〜4人で受け付ける。今後の外部導入施設名や契約数はまだ発表されていない。

二つの料金はいずれも商品を含み、体験だけの価格は発表されていない。体験後に作品を思い出せる物販を一体化した販売方式である。全国展開についてはライセンス提供の開始までが確定情報で、導入契約数や次の施設名は公表されていない。