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テクノロジー公開:

アトランタ近郊に「Megaverse」、歩いて遊ぶ多感覚VRシアターを導入

Exploring Digitalが、自由歩行と触覚演出を組み合わせたVRシアターをSky Zoneへ導入。複数人で参加する4Dゲームを提供しました。

REVIEWED
MegaverseのVRシアターで来場者がゲームを体験する様子
画像:Exploring Digital提供、公式発表より(報道引用)

Exploring Digitalは2022年4月28日、複数人向けVRシアター「Megaverse」を発表した。最初の導入先は、米ジョージア州ロズウェルにあるSky Zone Trampoline Park。参加者が体験区画を歩き回り、風、振動、接触を感じながら遊ぶ「4Dゲーム」として提供された。

同作はExploring Digitalが初めて発売した製品で、同社は特許取得済みの環境と説明している。創業者はDave WalensとMatt Kelly。開発には、同社が買収したアラバマ州モービルの3rdRealmCreationsチームも参加した。

最大6人で同じVR空間を移動

参加人数は最大6人。プレイヤーはVRヘッドセットとコントローラーを装着し、振動する床の上を自由に歩く。歩くだけでなく、跳ぶ、仮想空間の物を持ち上げる、別の場所へ運ぶといった動作もゲームに含まれた。

仮想空間は一つの部屋で完結せず、プレイヤーは複数の部屋を移動する。仮想エレベーターで上下階へ移る演出も用意された。発表で例示された役柄は、超常現象の調査員、追跡されるスパイ、早撃ちの名手の三つ。来場者が挑戦する内容を選べる構成だった。

一方で、各ゲームの所要時間、得点方式、6人に満たない場合の運用、対象年齢は公表されていない。体験者同士が仮想空間内でどのような姿に見えるか、ゲーム中に音声会話ができるかも発表資料からは分からない。

VIVE Focus 3と現実側の仕掛けを併用

ヘッドセットには、単体で動作するHTC VIVE Focus 3を採用した。発表では5K解像度の映像と付属コントローラーを使うと説明している。PCを背負う方式ではなく、オールインワン型の機器を選んだ。

体験区画には、触れる感覚、風、振動を加える装置も組み込まれた。振動床のほかに、どのような送風設備や触覚装置を配置したかは記載されていない。床面積、必要な天井高、設置工事の期間、スタッフ数も未公表だ。

映像内の出来事と現実側の刺激を同期させることが、Megaverseの「4D」の中身だった。ただし、香りや温度変化を使うとの記載はない。「多感覚」という表現だけでは、ほかの演出の有無は分からない。

料金は15ドル未満と案内

Sky Zone Roswellの運営者は、利用料金を15ドル未満と説明した。正確な価格、トランポリン施設の入場料を別に支払うか、予約が必要かはプレスリリースに書かれていない。

Exploring Digitalは、ロズウェルを最初の拠点として全米へ展開する計画も示した。ただし、発表時点で次の導入施設や開業日は公表していない。同社はゲーム以外にも訓練、VR・AR・特殊効果分野への展開を掲げたが、Megaverseの具体的な導入契約はロズウェルの1施設だけが記載されていた。

展示施工会社の経験を新会社へ移す

創業者のWalensは1999年にExploring, Inc.を設立し、展示会向けの製作事業を始めた。同社はその後、造作や立体的なテーマ空間へ事業を広げた。Megaverseでは、約四半世紀にわたって培った平面・立体表現と施工の経験を活用したと説明している。

公式発表では最大6人で遊び、VIVE Focus 3を使うと案内された。振動床に加えて、風と接触の演出もある。料金は15ドル未満だった。施設の採算や回転率、全国展開の実績については、この発表だけでは判断できない。