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ラフォーレ原宿にデジタルアートの実験室、現実とミラーワールドを往復

若手アーティスト3組が、実空間とデジタル表現を重ねる期間限定展示をラフォーレ原宿で開催しました。

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ラフォーレ原宿のデジタルアート展示
画像:ビーアット提供(公式発表より)

ビーアットは2023年2月8日、デジタルアート展「Supernatural LABO」をラフォーレ原宿6階のBE AT STUDIO HARAJUKUで開くと発表した。会期は3月4日から19日まで。ARやVRなどを制作に用いる3人のアーティストが、現実の会場とデジタル表現の関係を扱うインスタレーションを発表した。

「バーチャル実験室」を現実の会場へ

展示の設定は、現実を拡張した鏡像世界「ミラーワールド」に存在する未来の実験室である。そのバーチャルな実験室がラフォーレ原宿に現れた、という構成で来場者を迎えた。主催者は、デジタル化で変わる社会を若い作家がどう受け止めるかを展覧会のテーマに掲げた。

会場名の「LABO」は、3人が研究者として来場者を調整するという物語にも使われた。光学スキャン、デジタル機器、音楽などを取り入れた架空の施術を通じて、来場者の潜在能力を開くという筋書きである。発表文に登場する「AI脳科学チューニング」は展示内のフィクションであり、医学的な処置を指す言葉ではない。

3人が異なる作品を担当

アートディレクターと企画を担ったmisatoは「Supervised meditation」を出展した。グラフィックや3Dを扱いながら、デジタルへの過度な期待を問い直す活動を続けてきた作家である。

村田実莉の作品は「Automatic Bloods」。自然とデジタルを組み合わせた映像表現を手がけ、ファッションブランドのビジュアルやAR作品にも携わっている。JACKSON kakiは「Incarnated Avatar」を出展。VR・ARや3DCGによる映像制作に加え、DJとサウンドパフォーマンスも手がける。社会の中でバーチャルリアリティーがどのように捉えられるかを探る作家だ。

3作品は共通の実験室という設定でつながる。各作家は、視覚と聴覚、そのほかの感覚をどう扱うかを個別の作品で示した。

入場料1000円、初日には音楽公演も

展示は午前11時から午後8時までで、最終入場は午後7時45分。最終日のみ午後4時で終了した。料金は前売り800円、当日1000円で、チケットぴあと会場で販売された。主催はビーアット、助成はアーツカウンシル東京。BEAMS CULTUARTとラフォーレ原宿が協力した。

ビーアットが運営するBE AT TOKYOは、ビームスのカルチャー分野での企画力と、flowplateauxのオンライン・実空間をまたぐ制作力を組み合わせたプロジェクトだ。Supernatural LABOでは、若手作家の展示と関連公演の会場をそれぞれ用意した。

初日の3月4日には、表参道WALL&WALLで関連公演「Supernatural LABO -Sound Experiment-」も開催された。MANONのライブに加え、JACKSON kakiらのDJ、3人の作家によるVJを組み合わせた。午後5時から9時までの別料金公演で、前売り3900円、当日4400円にワンドリンク代が必要だった。

展示空間とクラブ公演を同日に用意し、同じ作家の表現をインスタレーションとライブ映像の両方で見せた。商業施設内の期間限定展示に加え、音と映像を同時に上演する夜の公演まで展開した企画だった。