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施設公開:

Museum of Ice Creamがシンガポールに開業、14の体験空間を常設展開

米国外初の常設拠点。約6万平方フィートに、地域向けに設計した展示と飲食体験を収めた。

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Museum of Ice Cream Singaporeのカラフルな体験空間
画像:Museum of Ice Cream公式発表より(報道引用)

Museum of Ice Creamは2021年8月、シンガポールのDempsey地区に常設施設を開業した。米国外では初の拠点で、約6万平方フィートの敷地に14の体験空間を設けた。

住所は100 Loewen Road。シンガポール店は米国で展開してきた施設の初の海外拠点として、8月19日に正式開業した。展示だけでなく、カフェ、バー、物販店も同じ敷地内に設けた。

見る展示と食べる体験をつなぐ

館内には大量の樹脂片へ入るSprinkle Pool、ピンク色の遊び場、アイスクリームを題材にしたゲームや写真撮影の空間が並ぶ。入場体験には複数の試食も含まれ、色彩や造形だけでなく味覚を展示の一部にしている。

シンガポール店のSprinkle Poolは、同ブランドが当時制作した中で最大規模だった。ほかに、球を転がす「Marble Run」、食堂を題材にした「Scream's Diner」、ピンクと黄色の空間に1万本のバナナを並べた展示などを用意した。

地域固有のプレイグラウンドのデザインを取り入れた「Dragon Playground」も設置した。シンガポールの住宅団地で親しまれてきた竜形の遊び場をアイスクリームの世界観へ置き換え、実際に遊べる設備として館内へ再構成した。

14の空間はシンガポール向けに新たに設計された。既存施設の複製にせず、地域で親しまれる菓子や食文化を取り込むことで、ブランドの共通世界観と開催地固有の内容を両立させた。

入場券には館内で提供するアイスクリームが含まれた。展示を巡る途中に試食場所を設け、鑑賞と飲食を交互に体験する。開業時の提供内容は、地域で親しまれている味も取り入れていた。

展示室は写真を撮る背景として使えるだけでなく、滑る、球を転がす、Sprinkle Poolへ入るなど、身体を使う行動を組み込んだ。一般的な美術館のように作品との距離を保つ方式とは異なり、来場者が設備に入って遊ぶことを前提としている。

国際展開の最初の常設拠点

Museum of Ice Creamは期間限定イベントから始まり、ニューヨークなどで常設化を進めてきた。シンガポールでは観光局と連携し、海外展開の足場として長期運営を選んだ。

開業前の発表では、14の展示をすべてシンガポール向けの新作とした。米国施設で知られるピンク色やSprinkle Poolを共通要素として残しながら、現地のプレイグラウンドや食文化を加えた。海外展開でも施設をそのまま複製しない方針が表れている。

Museum of Ice Creamは、遊び、写真、会話、試食を連続させる体験型施設である。来場者が展示を見るだけで終わらず、複数の感覚を使いながら14室を移動する構成が施設全体の核となっている。

約6万平方フィートの敷地を使うため、展示室だけで来場体験を完結させず、入場前後に利用できる飲食と物販も用意した。館内のピンクを基調とする意匠を各設備へ広げ、14の異なる遊びを同じブランドの施設としてつないでいる。