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experience2022年4月6日

ノートルダム大聖堂の歴史をARでたどる巡回展、ワシントンで北米初公開

来場者が専用タブレットをかざし、中世の建設から火災後の修復までをARで見る展覧会が開催されました。

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HistoPadを使ってノートルダム大聖堂の歴史を見る来場者
画像:National Building Museum/Histovery提供、公式発表より(報道引用)

米National Building Museumは2022年4月6日、「Notre-Dame de Paris: The Augmented Exhibition」を4月15日から開催すると発表した。2019年の火災から3年となる日に北米初公開し、大聖堂の建設、歴史的行事、修復をARでたどる展覧会である。

タブレットを展示へかざして過去を見る

来場者にはHistoveryが開発したタッチ式端末「HistoPad」が渡される。展示内の地点で端末をかざすと、中世の建設現場、ナポレオン1世の戴冠式、尖塔の建設などが画面上に現れる。自分の順番と速度で情報を選べるため、音声ガイドより能動的に見て回れる。

会場には床の模様、ステンドグラスを模した窓、オルガンと鐘の音、バラ窓の投影も用意された。画面だけに体験を閉じず、建築の色と音を現実側へ広げている。

建物を移さず、その時間を運ぶ

大聖堂そのものを離れた場所で理解してもらうには、模型や写真だけでは空間の大きさと変化を伝えにくい。ARは一つの地点に複数時代の姿を重ね、建築が変わってきた過程を見せられる。

編集部の見方

この展示は、文化財を複製するのではなく、現地で見えない「過去」を体験商品にした。専用端末を貸し出す方式なら、来場者のスマートフォン性能に左右されず、会場側が表示品質と操作を管理できる。歴史展示とARの相性がよく表れた事例だ。