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テクノロジー公開:

大阪くらしの今昔館に「大阪百世」、同じ街角から400年の変化をVRでたどる

大阪くらしの今昔館で始まった「大阪百世」の12シーン、体験条件、運営体制と2026年8月の終了予定を検証。

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VRゴーグルを着けた人物を、時代の異なる大阪の街並みと人々が囲む「大阪百世」の公式キービジュアル
大阪メトロ アドエラ提供、公式発表より(報道引用)

大阪メトロ アドエラは2025年6月23日、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」で、歴史目撃型XR「大阪百世(おおさかももよ)」を同年7月18日から始めると発表した。映像に使う技術はVR(仮想現実)で、同館8階に設けた体験スペースでヘッドセットを着用する。江戸から令和までの大阪を約10分の360度アニメーションにし、街と暮らしの変化を一つの地点から見るコンテンツだ。

舞台は堺筋平野町通角、時代は12場面

視点に選ばれたのは「堺筋平野町通角」である。近世からにぎわった平野町通と、近代に大阪の中心街路として発展した堺筋が交わる場所で、作中には生駒時計店や沢の鶴ビルも登場する。出来事の名称だけを時系列に並べるのではなく、同じ交差点の建物、交通、人の往来がどう変わるかを画面全体で見せる設計になっている。大阪くらしの今昔館が扱ってきた「大阪の都市居住の歴史」と、街角という具体的な場所を結び付けた点が核となる。

映像は1615年の「大坂夏の陣」から始まる。続いて、1665年の「徳川大坂城下」、1724年の「妙知焼け」、1832年の「商都のにぎわい」、1837年の「大塩平八郎の乱」を描く。近代以降は1882年の街並みから、1913年の市電や百貨店、天神祭へ進む。1932年の「大大阪時代」、1945年の大阪大空襲、1969年の高度経済成長も含まれる。最後は2018年と2024年の街角で、全12シーンとなる。同じ地点の景観と人びとの活動を通じて、大火や戦争からの復興、交通と商業の変化を見せる。

入館料とは別の体験料金、1回16人まで

開始時の案内では、体験は毎時0分・20分・40分に実施し、初回は10時20分、最終回は16時40分。定員は1回16人で、所要時間は約10分とされた。料金は一般が13歳以上1,500円、13歳未満600円。大阪市在住者は、それぞれ1,000円と400円で、利用時には住所を証明する書類が必要になる。7歳未満は利用できず、今昔館の常設展・企画展への入館料も別途必要だ。体験者全員への映像解説パンフレットと、毎日先着20人へのステッカーも開始記念の特典として告知された。

企画・製作・著作は大阪メトロ アドエラ、監修は大阪くらしの今昔館。制作にはエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト、NTTデータNJK、CinemaLeapが参加し、生駒時計店、沢の鶴、大阪市高速電気軌道が協力した。監督・脚本は映画製作者・アニメーターのジョナサン・ハガード氏が務める。運営会社はXRを使った観光資源開発を事業方針に掲げており、本件をその端緒と説明していた。

その後、今昔館は全館改修工事に伴い、同館での「大阪百世」の営業を2026年8月31日で終了すると発表した。2025年7月の開業から、2026年7月の告知時点までに体験者は7,000人を超えたという。サービスページの通常料金や時刻表は開始時の案内を基にした内容であり、終了直前のキャンペーンなどを含む利用条件は、来館前に公式案内で確認する必要がある。

2026年8月で今昔館での営業を終了

「大阪百世」は2025年7月18日に始まり、2026年8月31日で今昔館での営業を終える。終了理由は全館改修工事で、2026年7月の告知時点では体験者が7,000人を超えていた。再開や別会場での展開については発表されていない。

体験は約10分で、1回16人まで。開始時は毎時3回の運用だったため、予定どおり実施した場合の上限は1時間48人となる。ただし、実際の稼働率や満席になった回数は公表されていない。ヘッドセットの清掃時間や、機器トラブルによる休止実績も今回参照した資料では確認できない。