13人で参加する降霊会体験「Phasmagorica」、サンタフェに常設拠点
13人の参加者が霊との交信に使うとされる道具を手にする没入型体験「Phasmagorica」が、米サンタフェで常設公演を始めた。
没入型の降霊会体験「Phasmagorica」が、米ニューメキシコ州サンタフェに常設拠点を開いた。主催者は2026年8月26日に開業を発表した。公演は8月1日に始まっている。1回の定員は13人。専用に設計した部屋で約90分を過ごす。
作曲家でマジシャンのBC Smithが制作し、David Skinner、Anna Darrah、Smithがプロデュースする。ロサンゼルスではダウンタウンのスタジオ、Heritage Square Museum、Petit Ermitage Hotelで上演してきた。主催者によると、同地の公演は口コミを中心に完売が続いたという。
霊媒師や俳優を置かず、参加者が道具を手にする
参加者を迎えるのは「Archivist」と呼ばれる案内役だ。意識を集中させる導入と、透視を試すテストを経て、幾何学模様と光、13基のスピーカーによるDolby Atmos音響を備えた部屋へ入る。
室内では、霊との交信に使うとされる器具や、Phasmagoricaの収蔵品を参加者自身が扱う。発表では、霊媒師や俳優を置かず、突然驚かせる演出や舞台上の奇術も使わないとしている。進行手順は用意するものの、実際に何が起きるかは参加者ごとに異なるという。
主催者は、超常現象を信じることを参加条件にしていない。Smith自身も霊媒師を名乗っていない。自分の役割は、参加者が物音や光、周囲の反応へ注意を向けられる環境を整えることだと説明している。
定員13人、月に最大13日開催
開催場所の詳しい住所は、チケット購入者にのみ伝えられる。公演は月に最大13日、1日に1〜3回。通常公演のほか、終了後に参加者が集まる「The Salon」、通常公演の参加経験者を対象にした会員制度、貸し切りにも対応する。
料金は108〜125ドルで、成人のみ参加できる。通常の所要時間は約90分で、Salonへ参加する場合は追加の時間が必要になる。開催日は毎月固定ではない。主催者は販売する日程のまとまりを「Conditions of Release」と名付けている。
月13日、1日3回をすべて満席にした場合でも、販売できるのは最大507席分となる。開催場所を購入者だけに伝え、公演後のSalonや経験者向け会員制度も設ける。少人数の公演を中心に、その前後まで参加者との接点を広げている。