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テクノロジー公開:

ILMxLABがStar Wars: Tales from the Galaxy’s Edgeを発表、現地の物語をVRへ拡張

Disneyのテーマランドと同じ惑星Batuuを舞台にしたVR作品。現地体験と家庭向けコンテンツを物語で接続した。

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Star Wars Tales from the Galaxy’s Edgeのコンセプトアート
画像:Lucasfilm、StarWars.com公式発表より(報道引用)

Lucasfilmの没入型コンテンツ部門ILMxLABは2020年5月28日、「Star Wars: Tales from the Galaxy’s Edge」を発表した。Oculus Studiosと共同開発するVR作品で、DisneylandとWalt Disney Worldにあるテーマランドと同じ惑星Batuuを舞台にする。

テーマランドの外側に物語を広げる

VR作品はテーマランドのアトラクションを再現するものではなく、Batuuの別の場所と時代を描く。新しい登場人物と既存キャラクターを組み合わせ、複数の遊び方と難易度を用意するとした。

物語の時系列は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』と『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の間で、場所はBlack Spire Outpostの郊外とされた。テーマランドで来場者が歩く街区の外へ舞台を広げ、既存施設の設定と衝突せずに新しい物語を加える構成である。

発表では、シリーズで知られる人物と新登場の人物を組み合わせることも示された。Star Warsファンに加え、VRゲームとして初めて触れる人にも対応できるよう、複数のゲーム形式と難易度を用意する計画だった。具体的な操作や対応機器は、この時点では明らかにされていない。

現地のGalaxy’s Edgeでは、建物、飲食、商品、スタッフの会話を通して惑星への滞在感を作る。一方、VRは自宅から同じ世界へ入り、プレイヤー自身が行動する。物理的な場所を共有しなくても、地名や設定が両者を結ぶ。

「物語を見る」から中で行動する体験へ

ILMxLABは、この方向性を一方向のstorytellingから、参加者が世界に入り選択する「storyLIVING」への移行と説明した。プレイヤーは用意された映像を順番に見るだけでなく、自分で周囲を探索し、行動を選ぶ。VRの視点と操作を、物語への参加感を作る手段として使う考え方だ。

Galaxy's Edgeも、映画の筋書きをそのまま再演する土地ではない。既知の世界に新しい場所と登場人物を設け、来場者が自分の出来事を持ち帰れるように作られている。VR版はこの設計を家庭へ延ばし、Batuuという共通の場所を別の入口から体験できるようにした。

LBEのIPを別媒体へ持ち出す

テーマパーク作品は通常、現地へ行かなければ体験できない。その希少性を残しながら、VRで関連物語に触れる入口を増やす試みだった。現地版を置き換えず、訪問前後にも世界観との接点を持たせる。

Disney Imagineeringは、パークの内外で物語に触れられる点を強調した。家庭向けVRが現地の乗り物や店舗を完全に再現すれば、訪問目的と競合する可能性がある。そこで郊外の新しい物語を用意し、現地体験を補完する関係にした。

2020年5月28日の発表で確認できるのは、ILMxLABとOculus Studiosの共同開発、Batuuとの接続、同年中という提供予定までである。後に発売された完成版の登場人物や機能を、発表時から確定していた情報としては扱わない。

発表時点では2020年内の提供を予定し、対応機器や詳しい物語は後日公表するとした。場所を核にしたIPが、家庭向けXRへ広がった事例として位置付けられる。