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テクノロジー公開:

すみだ水族館、IMMOTIONのモーション連動VRを4台導入

すみだ水族館が、360度映像と全方向に動く座席を連動させ、イルカ、サメ、ザトウクジラを約6分で体験するIMMOTIONのVRを導入する。

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すみだ水族館でVR映像を体験する来場者の公式写真
画像:すみだ水族館公式発表より(報道引用)

すみだ水族館は2026年8月31日、米IMMOTIONのモーション連動VRアトラクションを9月1日から11月30日まで設置すると発表した。360度の立体映像と全方向に動くカプセル型座席を同期させ、海洋生物を扱う3作品を上映する。IMMOTIONの調べでは、日本の水族館への同社製VR導入は初めてとなる。

設置場所は館内5階のインフォメーション横で、台数は4台。1作品の体験時間は約6分、料金は1,000円で、当日に設置場所で申し込む。利用条件は身長90cm以上。小学生以下には保護者の同伴が必要となる。

入館料とは別に1作品ごと1,000円を支払い、三作品から選ぶ。事前予約制ではなく、当日にVR区画で受け付ける。4台をすべて稼働させても、装着説明や入れ替えを含む実際の処理人数は6分の上映時間だけからは算出できない。

イルカ、サメ、ザトウクジラの3作品

「Dolphins of the Reef ~サンゴ礁のイルカたち~」は紅海を舞台に、約25頭の野生のミナミハンドウイルカとサンゴ礁を巡る。同館によると、同作は2026年ルミエール・アワードの最優秀VR賞を受賞した。

イルカの作品は、野生の群れを360度で撮影し、海中で並んで泳ぐ距離感を伝える。受賞歴は水族館側の発表に基づく。展示水槽では見られない紅海の環境を補う一方、映像内の行動は収録時のものであり、毎回変わるライブ観察ではない。

「Shark Dive ~サメとのダイビング~」はバハマのタイガー・ビーチでイタチザメやシュモクザメを追う。サメの背びれにVRカメラを装着して撮影した映像を含み、サメの視点から海中を見る場面も設ける。

カメラをサメの背びれに取り付けた映像は、人間のダイバーから見た距離とは違う視点を作る。座席の動きを映像へ合わせることで、泳ぐ方向や速度を身体でも感じさせる。ただしサメ自身の視覚を再現したものではない。サメに装着したカメラ位置からの記録である。

「Swimming with Humpbacks ~ザトウクジラと泳ぐ~」では、トンガの海で母子のザトウクジラを観察する。クジラ研究者Robert Baldwin氏の案内を取り入れ、海中で聞こえる鳴き声も体験に組み込む。

4席を小規模区画へ置く着席型VR

この設備は、来場者が会場内を歩くフリーロームVRとは異なり、1人用の座席とヘッドセットを組み合わせる。水族館は4台を既存展示の近くへ配置し、実物の生きものの観察と、現地で撮影した野生環境の映像を一つの来館体験に収める。

IMMOTIONは動物園、水族館、博物館など世界150施設以上へ自然を題材にしたVRを導入していると説明する。海洋生物学者や環境保全の専門家と作品を開発し、娯楽だけでなく生態系への関心を促す方針を掲げる。すみだ水族館では、館内の実物展示と野生環境の映像を続けて見られる配置にした。

設置は2026年11月30日までの期間限定で、常設導入の発表ではない。三カ月の運用を通じ、来館者が追加料金を払ってVRを選ぶか、実物展示との接続が伝わるかを確認できる機会となる。

運営時間は平日が正午から18時、土日祝日が11時から19時。揺れや振動を伴うため、妊娠中の人や首・背中・骨、心臓などに疾患がある人を含む利用制限を設けている。