SyncLeap、10㎡から導入できる施設向けフリーロームXRを提供開始
SyncLeapが商業・文化施設向けフリーロームXRを9月10日から提供。10㎡、月額50万円から導入できると発表した。
SyncLeap合同会社は2025年8月26日、商業施設・文化施設向けのフリーロームXRシステムを同年9月10日から提供すると発表した。フリーロームXRは、利用者が空間内を歩きながら仮想空間の演出やインタラクションを体験する仕組みだ。今回同社が示した標準構成は10㎡から導入可能で、改修を要しない場合には最短3時間で設置できるとしている。
料金は税別で、レンタルが月額50万円から、販売が一式500万円から。レンタル価格は規模と期間で変動する。発表では、施設が常設設備として保有する場合と、限られた期間だけ設置する場合の双方を想定している。サービスの提供主体は2025年6月17日設立のSyncLeap合同会社で、代表社員・業務執行社員は伊藤弘樹氏。本社は東京都東村山市に置く。
小規模区画から広げるモジュール型の設計
同社は、複数人が同時に参加できる点を特徴に挙げる。モジュール式で、対応面積は10〜1,000平方メートル。施設の広さや季節イベントに合わせて演出を変えられるという。参加者は仮想空間を歩き、ほかの参加者と協力しながら操作する。
運用面では、来場者の動きや滞留をAIで分析し、演出の密度と難易度を調整する方針を示した。利用状況に合わせてコンテンツを更新するための機能としている。
一方、標準パッケージに含まれるヘッドセット数は公表されていない。体験時間、同時参加人数、必要なスタッフ数も不明である。分析するデータの項目と保存期間についても、発表には記載がない。
販売・カスタマイズ・短期イベントの3形態
提供形態は3つある。1つ目は完成済みパッケージによる販売・レンタルで、短い準備期間での導入を想定する。2つ目は展示や地域資源と連動した受託開発・カスタマイズで、施設固有の題材をXR体験に組み込む。3つ目は、完成済みコンテンツを使うイベント・ポップアップで、レベニューシェアによる短期展開としている。
導入先として挙げたのは、テーマパークやショッピングモール、水族館、動物園である。科学館、博物館、美術館も対象に含める。観光施策や教育旅行、季節イベントでの利用も想定し、全国への展開を目指すとしている。
公式サイトでは、XRシステムの販売とレンタル、受託開発を事業内容に掲げる。短期イベントの企画・運営にも対応する。
価格と面積は構成によって変動
10平方メートルからという面積、月額50万円からというレンタル価格は、発表時点の最低条件である。改修が不要な会場では、最短3時間で設置できるとした。実際の価格と構成は、空間の形状や体験内容、設置期間によって変わる。
見積もり時には、1回の体験時間と同時参加人数を確認する必要がある。機器の着脱・清掃、保守、コンテンツ更新、安全管理の範囲も発表資料だけでは分からない。
三つの提供形態を用意
提供方法は完成済みパッケージの販売・レンタル、施設ごとの受託開発、短期イベントの三つ。イベントではレベニューシェアにも対応すると発表した。常設と期間限定の両方を対象にしている。
発表には導入済み施設の名称や件数が載っていない。月額50万円の構成に含まれる機材とコンテンツ数も不明だ。保守の範囲を含む具体的な費用は、個別見積もりで確認する必要がある。