横浜のツタンカーメン体感展、来場10万人を受け常設へ
横浜・PLOT48の体感型古代エジプト展が、来場10万人と日別来場の伸びを受け、会期を定めない常設展へ移行する。
合同会社ツタンカーメンプロジェクトは2025年9月26日、横浜の展覧会を常設化すると発表した。対象はPLOT48で開催中の「ミステリー・オブ・ツタンカーメン〜体感型古代エジプト展〜」。従来は同年12月25日までの期間限定展だった。9月までの累計来場者数が10万人を超え、1日あたりの平均来場者数も増えたことを変更理由に挙げている。
会場は神奈川県横浜市西区みなとみらい4-3-1のPLOT48。主催は合同会社ツタンカーメンプロジェクト、企画は角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人角川文化振興財団)で、エジプト考古学者の河江肖剰・名古屋大学教授が監修する。展示の核は、ツタンカーメン王墓の副葬品を実物大で再現した130点余りの「スーパーレプリカ」だ。公式サイトによると、このレプリカは世界に3セットしかなく、エジプト・ミニア大学のムスタファ・マハムード・エル=エザビィ教授が率いる彫金師・彫刻家らのチームが製作したものとされる。
会場には、王家の谷にあるツタンカーメン王墓(KV62)の玄室を再現した。WORLD SCAN PROJECTはカイロ・エジプト博物館で遺物を撮影し、黄金のマスクや玉座の3Dデータを作成。展示映像に利用している。河江氏の解説動画、ツタンカーメンの生涯を扱うイマーシブ・プロジェクション、川井憲次によるテーマ音楽も加わる。実物大の複製と再現空間、デジタル映像を組み合わせた展示だ。
発表時の通常料金は大人(大学生以上)2,600円、中高生2,000円、小学生1,500円で、未就学児は無料。開館時間は11時から18時まで、最終入館は閉館30分前、火曜休館としていた。障がい者手帳の提示による本人と介助者1人の半額料金、20人以上の団体利用には別料金と事前予約の案内もある。休館日や開館時間、展示内容は変更される場合があるとも明記されたため、常設化は当初の運用条件をそのまま固定する意味ではない。年内には夜間企画「ナイトミュージアム」を延長開催し、常設化に合わせてコンテンツのリニューアルやイベントも予定するとした。具体的な実施内容や日程は、決まり次第公式サイトで告知する方針だった。
PLOT48では本展に加え、2025年10月17日から北原照久氏のおもちゃ博物館、通年でクリスマス商品を扱う「クリスマストイズ」、カフェ「アンカー」の開業も予定されていた。発表主体は、これらを含む施設全体で、みなとみらい21地区のにぎわい創出と文化芸術の振興に取り組むとしている。展覧会を会期終了後に撤去する催事から、周辺テナントや夜間企画と接点を持つ継続営業の施設へ移す判断となる。会期を設けず営業を続ける。
10万人到達を受け、終了日を撤回
主催者は、2025年9月までの累計来場者数が10万人を超え、1日あたりの平均来場者数も増えたことを常設化の理由に挙げた。当初の終了日は同年12月25日だったが、変更後は会期を設けない。コンテンツの更新とイベント開催も予告したものの、内容や実施時期は発表時点で未定だった。