上野の商業施設でパンダXR体験、PARCOと松坂屋が館内回遊を実証
PARCO_ya上野と松坂屋上野店が、パンダを題材にしたXRイベントを開催。買い物の合間に参加できる体験を館内へ組み込みました。
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パルコは2022年6月2日、PARCO_ya上野と松坂屋上野店でパンダを題材にしたXR体験イベントを開催すると発表した。専用アプリを入れたスマートフォンを使い、館内に現れるデジタルのパンダを探しながら二つの商業施設を巡る企画だ。
パンダを探して二つの館内を歩く
来場者は指定地点でスマートフォンをかざし、現実の売り場に重なるキャラクターや演出を楽しむ。上野を象徴するパンダを共通の題材にすることで、隣接するPARCO_ya上野と松坂屋上野店を一続きの体験場所として見せた。
体験の中心は、画面を見ることだけではない。館内を移動し、場所ごとに用意された演出を見つける行為がイベントを進める。普段の買い物動線に探索の目的を加える設計だった。
XRを商業施設の回遊企画に使う
商業施設のイベントでは、特設会場へ来場者を集める方法が一般的だ。今回の企画は既存の売り場や通路を体験場所に変え、館内を歩く時間そのものをコンテンツにした。大規模な専用設備を常設せずに実施できる点も、スマートフォンARの特徴である。
発表では、デジタル技術を活用した新しい顧客体験の提供を目的に掲げている。パンダという地域性のある題材と位置に応じた演出を組み合わせ、店舗と街の印象を結びつけた事例といえる。
編集部の見方
スマートフォン型のXRは、ヘッドセットを使う体験より参加のハードルが低い。一方で、画面内の演出だけでは短時間で終わりやすい。複数の地点を巡る構成にすることで、施設側は滞在時間と回遊を促し、来場者側は場所を探す楽しさを得られる。LBEにおけるARの価値は、現実の動線を物語や遊びへ変えられる点にある。