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AREA15で「Van Gogh: The Immersive Experience」、米国初開催へ

ラスベガスのAREA15が、約650平方メートルの投影空間でゴッホ展を開催。VIP券ではアルルを巡るVRも体験できました。

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Van Gogh The Immersive Experienceの会場にゴッホ作品が投影された様子
画像:AREA15/Exhibition Hub提供、公式発表より(報道引用)

米ラスベガスのアート・娯楽施設AREA15は2021年3月17日、「Van Gogh: The Immersive Experience」の開催を発表した。

会期は同年4月6日から7月5日まで。同展にとって米国初の会場で、少なくとも北米8都市を巡る計画に先立つ限定プレビューだった。

会場はAREA15内の「PORTAL」。約7,000平方フィート(約650平方メートル)の壁面を360度の映像で覆える、イベントやデジタルアート向けの空間だ。展覧会の映像は、この部屋の形と投影面に合わせて調整された。

35分の映像を会場全体へ投影

展示は35分の時間指定制で、Vincent van Goghの作品300点以上を高解像度の映像で投影した。絵画にはアニメーションを加え、専用に作られた音楽と組み合わせる。俳優が、Van Goghから弟Theoへ送られた手紙の一節を読む音声も流れ、作品だけでなく画家の生涯や言葉を紹介する構成だった。

一般入場券には、投影に囲まれて座れるラウンジ席が含まれた。来場者は決められた方向を向く客席ではなく、PORTAL内の好きな位置から映像を見る。壁に掛けた原画を鑑賞する美術展とは展示方法が異なるが、公式発表に実物の絵画を展示するとの記載はない。

VRはVIP券に付く追加体験

VR体験「A Day in the Life of the Artist in Arles, France」は、一般入場券の全員が利用できる内容ではなかった。VIP券を購入した来場者がゴーグルを装着し、Van Goghとともにフランス・アルルの田園風景を巡る。作品の着想になった場所を仮想空間で歩く体験として案内された。

VIPへの変更料金は一般券に10ドルを追加する設定だった。大人数が同時に見る投影空間と、ゴーグルを1人ずつ使うVRを、券種によって分けて運営していたことが分かる。発表資料にはVRの所要時間や同時体験人数、使用機器は記載されていない。

大人35ドルから、金曜日は休演

一般の大人券は35ドルから、子ども券は19ドル。軍関係者と高齢者には20%の割引があり、Nevada州民向けにも別の割引を設定した。大人2人と子ども2人の家族用セットは80ドルだった。

営業時間は曜日ごとに異なる。日曜日は午前10時から午後10時、月曜から木曜は午後3時から10時まで。金曜日は休演し、土曜日は午前10時から午後6時30分までとされた。

制作したExhibition Hubは2015年の設立以来、70を超える展示とイマーシブ体験を世界で手掛け、発表時点で来場者は600万人以上と説明していた。Van Gogh展も4年以上にわたり、BrusselsやNaplesのほか、Tel AvivとBeijing、Antwerpなどで開催。米国ではラスベガスを皮切りに、Atlanta、New York、Bostonを含む各都市へ展開する計画だった。

AREA15は、アート、物販、飲食、体験施設が集まる複合施設として2020年に開業した。PORTALには初めから360度の投影設備があり、今回の展覧会はその空間専用にマッピングされた。35分の投影体験を基本商品とし、希望者には10ドル追加のVRを用意する。二つの鑑賞方法と料金を分けた運営条件まで、発表資料から確認できる事例である。