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AREA15に「Wink World」が開業、6室の鏡空間を光と音で演出

Blue Man Group共同創業者Chris Winkが、無限鏡、ブラックライト、音楽、日用品の動きを組み合わせた体験施設をラスベガスで開業しました。

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Wink Worldの鏡張りの展示空間に立つChris Wink
画像:Wink World提供/Laurent Velazquez撮影(公式発表より)

発表は2021年1月7日。Blue Man Groupの共同創業者Chris Winkは、「Wink World: Portals Into The Infinite」を米ラスベガスのAREA15に開業した。AREA15はラスベガス・ストリップから車で数分。Wink Worldの面積は1,500平方フィート、約139平方メートルだった。

Winkは2017年にBlue Man Groupを離れ、今回の施設は退団後で最も意欲的なアート・エンターテインメント企画と紹介された。Blue Man Groupで扱ってきた色、音楽、舞台効果を、観客が歩いて巡る展示へ組み替えた。

6室の無限鏡を順に巡る

内部は6室。鏡は無限鏡。各室に光、色、音楽を組み合わせた演出を設けた。鏡が像を繰り返し反射するため、限られた室内の向こう側へ同じ光景が続くように見える。

公式発表は各室を異なる「production number」と表現した。舞台公演の演目が切り替わるように、部屋ごとに照明と音の展開を変えている。

来場者は鏡張りの部屋を一つずつ移動する。1,500平方フィートの空間を6室に分け、短い移動のたびに光景を切り替える。

ブラックライトと立体視メガネを使用

Winkが好んできたブラックライトをほかの舞台効果と組み合わせ、公式発表が「life force」と呼ぶ感覚や驚きを引き出す演出にした。

3Dメガネ代は入場料に含まれ、大人は18ドル、子どもは13.50ドルだった。ネバダ州民、高齢者、軍関係者向けの割引も用意した。

使うのはChromaDepth方式の3Dメガネ。色によって像が手前や奥に見えるため、鏡による反復にさらに奥行きを加える。光、色、鏡、立体視を重ねて、実際の部屋の寸法をつかみにくくする仕掛けだ。

扇風機と玩具を動く作品へ

天井用の扇風機を動く造形作品に変え、家庭で見慣れた物が鏡による反復と舞台照明によって別の像を作る様子を見せた。

玩具も使った。一つはばね状のSlinky。もう一つは伸縮する球体のHoberman Sphereだ。Winkはこれらを、列を作って踊るダンサーや出演者のように動かしたと説明している。

扇風機や玩具の反復運動が、鏡の中で何列にも増えて見える。そこにブラックライトと音楽が加わり、身近な物が出演者のように一つの場面をつくる。来場者自身が部屋から部屋へ移動し、演出の中へ入る。

Chris WinkがAREA15で企画

Chris WinkはBlue Man Groupの共同創業者の一人だ。出演者を務めながら、脚本と演出、作曲も担当してきた。同グループは打楽器を中心に、演劇と美術、音楽、技術を組み合わせる。Wink Worldでも光、色、音楽を一体の要素として扱った。

開業時、WinkはAREA15のコンテンツ部門ディレクターとグローバル・アンバサダーを兼ね、ほかの体験企画にも関わる立場だった。Wink Worldも、AREA15で役割を持つWink自身が企画した。

Blue Man Groupで培った舞台づくりを、固定された客席と出演者のいる公演から、来場者が歩いて進む6室の体験へ移したのがWink Worldだった。

小さな部屋ごとに演出を切り替える

1,500平方フィートを一つの展示室として使わず、6室に分けたことで、来場者は短い移動のたびに光と音の組み合わせを変えて体験する。無限鏡は各室の視覚的な広がりを作り、扇風機や玩具は鏡の中で同じ動きを繰り返す。

部屋の広さは限られていても、鏡が同じ像を幾重にも映す。来場者が次の部屋へ進むと、光、音楽、動く物体の組み合わせも変わる。約139平方メートルを6つの短い演目に分け、舞台効果そのものを歩いて鑑賞する施設だった。