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体験コンテンツ公開:

新宿サザンテラスでXR Wonder Park、3区画を巡る屋外ARアトラクション

街の形状を認識して物語や敵を重ねる約30分の体験。参加者のスマートフォンでRPG、射撃、ショーを巡った。

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新宿サザンテラスで体験するXR Wonder ParkのAR画面
画像:curiosity提供(公式発表より)

curiosityは2020年11月18日から12月27日まで、新宿サザンテラスで「XR Wonder Park」を開催した。参加者自身のスマートフォンを使い、屋外の3区画を約30分かけて巡るARアトラクションである。

開催時間は10時から16時で、料金は無料。事前のウェブ予約に加え、当日に会場で先着受付も行った。対応言語は日本語で、iOS 11以降のiPhone 6S以降、またはARCore対応端末を対象とした。

街の形を読み取り映像を固定する

体験はショートRPG、シューティング、ショーの3部で構成された。カメラ映像とクラウド上の特徴点データを照合し、建物や植栽の位置に合わせてキャラクター、穴、植物などを表示する。

参加者は時空潜水士「ホロ」と行動し、時空のゆがみ「ワンダーポータル」に落ちた「ミライノカケラ」を探す。三つの短編は各約10分で、好きな順番で回れた。屋外の場所ごとに独立した遊びを配置している。

ショートRPGでは木や生垣の形が顔へ変わり、話を聞きながら探し物を見つける。シューティングでは「時空海賊」を画面上で狙い、敵が歩いた場所に亀裂やゆがみが現れる。ショー区画では時計塔に大きな穴が開き、地面が浮き上がる様子を鑑賞する。

端末が見ている街の形を認識するため、デジタル物体が現実の構造物に隠れる表現も使える。参加者は画面を見ながら、実際の通路を移動して物語を進める。

位置合わせにはGoogleのCloud Anchorsを利用した。事前にクラウドへ保存したサザンテラスの特徴点と、参加者のカメラ映像を照合する。iOS端末ではARKitも使い、人や物体の前後関係を判断して、CGが現実の構造物に隠れる表現を加えた。

個人端末でも場所に記録を残す

基本は一人用だが、指定区画にメッセージを残し、後から来た参加者が読める機能を設けた。同時参加の通信を使わず、同じ場所を訪れた人同士を非同期でつないでいる。

空間メッセージは新宿サザンテラス内の全体験区画で使えた。参加者は体験の感想などを現地の空間へ投稿し、別の参加者が同じ場所で閲覧する。ARの物語だけでなく、来場者が残した文字も場所に結び付けた。

NTTドコモ、小田急電鉄、curiosity、KAKUSINによる「XRシティ SHINJUKU」の一企画として実施された。主催はcuriosity、協賛はNTTドコモと小田急電鉄。既存の街路と建物を、物語に沿って歩く体験空間として利用した。

ヘッドセットや会場専用機器を貸し出さず、参加者のスマートフォンを使う方式だった。その分、対応端末とアプリの準備が参加条件になる。屋外の約30分間を三つに分け、街の通行動線の中で短時間ずつ遊べる構成にした。

curiosityは、ARやMRを使う現地型アトラクションの企画開発を手掛ける会社として、コンテンツとアプリをNTTドコモと共同開発した。「XRシティ SHINJUKU」では、本作のほかにも新宿の街中や施設内で複数のXR企画を提供し、公共空間での利用方法を検証していた。

一つの専用施設へ来場者を集める形ではなく、普段使われているサザンテラスの景観を認識対象にした。建物や植栽が物語上の仕掛けになるため、同じアプリを別の街で起動しても同じ体験にはならない。現地の形状と物語を結び付けた屋外型LBEである。