Zero Latency、8人用フリーロームVR「Outbreak」を世界80会場以上で提供
Zero Latencyがゾンビ作品「Outbreak」を公開。最大8人が2000平方メートル超の仮想世界を進むフリーロームVRとして展開した。
オーストラリアのZero Latencyは2023年10月5日、ゾンビを題材にしたフリーロームVR作品「Outbreak」の提供を始めた。最大8人が同じ会場で歩きながら参加する協力型のシューティングゲームで、当時世界に80以上あったZero Latencyの拠点へ配信した。参加者は兵士となり、ゾンビウイルスの治療薬を探す。建物が破られて治療薬を奪われた後、屋上などを移動しながらゾンビと戦う筋書きだ。最後には大型の敵との戦闘が待つ。公式発表は、制限時間内に人類を救うことをゲーム内の目的として説明している。
最大8人で2,000平方メートル超の仮想空間を進む
Zero Latencyによると、Outbreakで探索する仮想空間は2,000平方メートルを超える。この数字は映像内に構成した世界の広さを示しており、実際の店舗に同じ面積が必要という意味ではない。参加者は会場のプレイエリアを歩き、仮想空間内では屋内や屋上を含む複数の場所を進む。
フリーロームVRは、ヘッドセットを着けた参加者が自分の足で会場内を移動する方式だ。Outbreakでは最大8人の位置を同時に追跡し、互いの姿を仮想空間内に表示する。公式発表には必要な実床面積、追跡方式、使用するヘッドセットの機種は記載されていない。
ゾンビの動作は、俳優によるモーションキャプチャーを基に制作した。実在する人の動きを記録し、敵キャラクターの歩行や攻撃へ反映する手法である。敵の出現数、難易度の調整方法、参加人数によって内容が変化するかどうかは公表されなかった。
体験後に参加者別の動画を提供
プレイを終えた参加者には、Outbreakの体験をまとめた個人別の動画を提供すると発表した。公式資料は動画の長さや収録される場面、受け取り方法を説明していない。ゲーム内の行動をどの程度反映するかも不明だが、体験後に持ち帰れる映像を商品に含めたことは確認できる。
作品の対象年齢、1回のプレイ時間、料金は世界共通の発表に載っていない。これらは会場ごとに確認する必要があった。体調や利用条件に関する注意事項も各拠点の案内に従う形となる。
27か国以上、80会場以上へ同時に提供
発表時点で、Zero Latencyは27か国以上に80を超える会場を展開していた。2015年に最初のフリーロームVR会場を開いてから、累計プレイヤーは300万人を超えたという。Outbreakは既存の各拠点で遊べる新作として追加された。
Zero LatencyのTim Ruse CEOは、過去7作品で蓄積した300万回超のプレイ経験を開発に生かしたと述べた。ただし、この数字はユニークな利用者数ではなく、同社が「games played」として示したプレイ回数である。Outbreakの開発期間、制作費、各会場への導入費用は公表されていない。
本記事が扱うのは2023年10月の公開発表だ。発売後の売上や利用者数は、この時点の資料には含まれない。公開時に確認できるのは、最大8人、2,000平方メートル超の仮想世界、世界80会場以上での提供という製品条件までである。